空前のコンテナ船運賃高が続くなか、海運各社の業績拡大に弾みが続いています。総合海運大手、商船三井も2022年3月期業績予想をすでに3度にわたって上方修正。新型コロナウイルスの感染拡大を受けて輸送需要が急増する一方、荷役労働者が不足し港の混雑に拍車がかかり、コンテナ船運賃が高止まりしています。一方で鉄鉱石などを運ぶばら積み船の市況は足元で大きく下落。「海運バブル」の収束を見据え、中長期的な成長の柱をどう確立するかが焦点となっています。2050年までに温暖化ガスの排出を実質ゼロにする方針を同業に先駆けて公表するなど、脱炭素分野への投資を加速する方針を示した商船三井の橋本剛社長を招き、今後の戦略を掘り下げます。
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