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2022年1月19日11時過ぎに西原宏一さんに直接聞いた最新の相場観と戦略をご覧下さい。(提供:羊飼いのFXブログ※チャート付き)
現在の為替相場の傾向や相場観
昨日18日(火)の米国株は大方の予想どおり大幅安。米10年債利回りが1.88%と2020年1月以来の高水準になったことが影響している。呼応してナスダックは2.6%安の14506.90、豪ドル/円は82.16円まで下落。ナスダックの急落の割には豪ドル/円の下げ幅が少ない要因はカナダドル。NY原油先物は2014年10月以来、約7年ぶりの高値を付けたことにより、資源国通貨のカナダドルが反発。豪ドル/米ドルの下落に連れ、一時1.2564ドルまで反発していた米ドル/カナダドルだが原油の急騰により、カナダドルが反発。これで豪ドル/カナダドルが0.9000ドル割れ。
現在の為替相場の戦略やスタンス
ブルームバーグの記事によれば、ヘッジファンドが今選好しているのは原油のようだ。
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インフレや金利上昇、テクノロジーを中心とした株安という環境を乗り切る上で、ヘッジファンドは今、昨年2021年11月半ば以降で最も原油に強気。北海ブレント・WTI先物へのネットロングの合計ポジションから、それが読み取れる。米国債利回りが急上昇し、ナスダック指数が大幅下落した過去4週間に、こうしたポジションが積み上がった。一方で原油は一時2014年以来の高値をつけるなど、株や債券とは逆に買われている。(出所:ブルームバーグ)
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ナスダックの急落で豪ドル/円の下落トレンドは変わらないが、原油の高騰に合わせて一部カナダをロングにして、豪ドル/カナダドルのショートがワークするのではないかと想定している。豪ドルを対円や対カナダでショート継続。米ドル/円の戻り売りスタンスは、変らずで。
西原 宏一(にしはら こういち) 株式会社ダイヤモンド・フィナンシャル・リサーチ
青山学院大学卒業後、1985年に大手米系銀行のシティバンク東京支店へ入行。1996年まで同行に為替部門チーフトレーダーとして在籍。その後、活躍の場を海外へ移し、ドイツ銀行ロンドン支店でジャパンデスク・ヘッド、シンガポール開発銀行シンガポール本店でプロプライアタリー・ディーラー等を歴任した後、独立。ロンドン、シンガポール、香港など海外ヘッジファンドとの交流が深く、独自の情報網を持つ。ザイFX!にて「西原宏一のヘッジファンドの思惑」を連載中。
羊飼い(ひつじかい) FXトレーダー&ブロガー
「羊飼いのFXブログ」の管理人。2001年からFXを開始。ブログで毎日注目材料や戦略を執筆配信中。トレードはスキャルがメインで超短期の相場観には自信あり。