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「国際ビジネス拠点」を目指す品川

品川は、日本経済の中心としての国土軸上に位置し、東京の南側の玄関口として、今まで成長を続けてきましたが、品川を取り巻く状況は大きく変化しつつあります。2011年には、品川駅・田町駅周辺地域は、特定都市再生緊急整備地域及びアジアヘッドクォーター特区に指定され、東京の国際競争力の一層の強化を担う地域としての位置付けがされました。また、羽田空港の本格的な国際化やリニア中央新幹線(計画)などの広域交通の整備進展により、首都圏と世界、国内の各都市をつなぐ広域交通結節点としての役割が強まっています。さらに、2020年の東京オリンピック・パラリンピック競技大会の開催決定により、世界一の都市・東京を目指し、本地域の更なる拠点性の強化が期待されています。

品川地域のもつポテンシャルは高く、①広域交通の利便性の高さを活かし、国内外からの来訪者を誘引することが可能、②先端技術を有する企業の集積を活かし、高度な技術力の発信が可能、③崖線の緑や運河等を活かした魅力的な生活環境の創出が可能、④官民の低・未利用地を活用し、早期に開発効果を得ることが可能と評価されています。品川駅周辺地域の将来像「これからの日本の成長を牽引する国際交流拠点・品川」では、1)国内外のビジネスパーソンの活力にあふれる最も進んだビジネスのまち、2)世界の人々が集い交わる文化・知の交流のまち、3)世界に向けた次世代型の環境都市づくりを実現するまちが謳われています。


品川再開発計画の要点

品川駅・田町駅周辺地域については、近接する羽田空港の国際化の進展や、リニア中央新幹線の開業が予定されるなど、今後の更なる発展が期待される地域となっています。東京都は、地域のまちづくりの指針として2007年に策定した「品川駅・田町駅周辺まちづくりガイドライン」に基づいて、本地域のまちづくりを進めてきましたが、これまでのガイドラインを改定した「(仮称)品川駅・田町駅周辺まちづくりガイドライン2014(案)」が作成されました。品川再開発計画の要点は、一言でいうと、品川を国内外の企業が集結する東京で最大規模のビジネス拠点としていくということです。将来像を実現するための主な事業として、羽田空港国際化の進展、リニア中央新幹線の始発駅決定等を踏まえ、民間活力を引き出し、以下について、段階的に開発整備を推進するとしています。

○ 品川駅再編整備、品川駅西口駅前広場の再整備及び北口広場の整備、新駅の設置

○ 京浜急行品川駅の地平化

○ 環状4号線等の整備

○ 優先整備地区4地区における開発 など