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中村 太郎(なかむら・たろう)
税理士・税理士事務所所長。中村太郎税理士事務所所長・税理士。1974年生まれ。和歌山大学経済学部卒業。税理士、行政書士、経営支援アドバイザー、経営革新等支援機関。税理士として300社を超える企業の経営支援に携わった経験を持つ。税務のみならず、節税コンサルティングや融資・補助金などの資金調達も得意としている。中小企業の独立・起業相談や、税務・財務・経理・融資・補助金等についての堅実・迅速なサポートに定評がある。
代表取締役や社長などが「兼CEO」を称する企業は珍しくない。日本でも定着してきたCEOという役職は、もとはアメリカ型の経営スタイルから導入されたものである。この記事では、日本にCEOが導入された経緯やその役割、CEOとの兼務が多い他の役職との違いなどを解説する。
目次

(画像=beeboys/stock.adobe.com)
CEOとは
CEO(Chief Executive Officer)とは、会社全体の業務執行を統括する役職で、日本では「最高経営責任者」と訳される。
CEOは、日本の法律で定められた会社の機関や役職ではなく、アメリカの経営スタイルにならって1990年代に日本の経営に導入されたとされている。したがって、現在の日本企業のCEOとは、各企業の判断で導入・運用されている会社内部の職制上の地位である。