この記事は2022年8月18日(木)に「羊飼いのFXブログ」で公開された「神田卓也氏の現在の相場観とFXトレード戦略」を一部編集し、転載したものです。


FXトレード戦略
(画像=PIXTA)

2022年8月18日(木)の午後13時すぎに外為どっとコム総合研究所の神田卓也さんから聞いた最新の相場観と戦略を紹介する。

神田卓也
株式会社外為どっとコム総合研究所取締役調査部長上席研究員。1987年福岡大学法学部卒業後、第一証券を経て、1991年メイタン・トラディション入社。インターバンク市場にて、為替・資金・デリバティブ等の取引業務を担当し、国際金融市場に対する造詣を深める。2009年7月外為どっとコム総合研究所入社。

現在の為替相場の傾向や相場観

2022年8月17日(水)の米ドル/円は1週間ぶりに135円台を回復。英7月CPIの上振れを受けて世界的なインフレ圧力の強さが改めて意識され、米長期金利が上昇すると135.50円前後まで上伸した。

ただ、日本時間未明に発表されたFOMC議事録が想定したほどタカ派的ではなかったと受け止められ一時135円台を割り込むなど、やや伸び悩んだ。

FOMC議事録では、これまでの利上げの影響を検証しながら「どこかの時点で利上げのペースを緩めることが適切になる」との見解が示された。

これを受けて米2年債利回りが上げ幅を縮小。市場では、9月FOMCの利上げ幅は0.75%ではなく0.50%に落ち着くとの見方が優勢となった。

現在の為替相場の戦略やスタンス

米ドル/円は当面、米国の利上げペースを巡る思惑で上下に振れやすい展開が続きそうだ。

2022年8月18日(木)はカンザスシティ連銀総裁やミネアポリス連銀総裁の講演が注目されるだろう。もっとも、2022年8月25日(木)~27日(土)にはパウエルFRB議長の出席が見込まれる注目のジャクソンホール・シンポジウムが予定されている。

市場の関心がジャクソンホールへと移ることで米ドル/円の値動きはいくぶん落ち着きそうだ。

▽米ドル/円の日足チャート

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(画像=羊飼いのFXブログ)

※当記事は、投資一般に関する情報の提供を目的としたものであり、投資勧誘を目的としたものではありません。