本記事は、町田健登氏の著書『社畜会社員から資産1億つくった僕がフィリピンの株を推すこれだけの理由』(ぱる出版)の中から一部を抜粋・編集しています
資金10万円で圧倒的に稼ぐには「海外株」しかない!
ハイリスク・ハイリターン/少額投資でリスクを減少できる
資金の少ない人ができる投資は限られています。
これまでは日本の投資を見てきましたが、人口の減る日本ではやはりどの商品もお金をふやす《火力不足》だと感じています。
大きなリターンを得ることは難しく、むしろリターンよりもリスクのほうが高いと感じた方も多いかもしれません。正直いって、きちんとリターンを得られるのは、海外投資だと思います。その中でも、私は安全に稼げるのはフィリピン株しかないと考えています。比較材料としてフィリピンの銀行や不動産もみてみましょう。
仮に10万円の資金をフィリピンの定期預金に入れて、年利4%のフィリピンで高利回りの銀行に預けても年間4,000円しか利息はつきません。正直、毎年4,000円もらったところで、何十年経っても資産を作ることは不可能です。
そこで、フィリピンの不動産を購入しようと考えてもそもそもローンは組めません。つまり、キャッシュを用意しないと買えないのです。もし、運よくローンが引けたとしても年利6.5~10%はつきます。しかも、返済は10年と短く、日本のフラット35のように35年ローンなどは無理なので、大変なことになるのは目に見えています。
そう考えると、小額資金から確実に資金を増やせる方法は、本記事でおすすめしているフィリピン株式投資しかないと言えます。
フィリピン株なら、月2,000円から始められるので、万が一失敗してもダメージは少なくて済みます。儲かっても税率20%ですから、きちんと利益が残ります。ちなみに、海外のFXだと最大税率55%(暗号通貨と同じ税率)がかかります。
基本的に、フィリピン株の長期投資なら安定的に稼げます。あるいは、短期でリターンを出したいなら、IPOで稼ぐこともできます。
ただ、当然ながら短期投資は長期投資よりもリスクが高いのも事実です。
長期と短期を組み合わせて、ご自身の状況に合わせて、資金が少ない状態から大きな資産形成を狙えるのがフィリピン株式投資の魅力です。
ぜひ、一緒に具体的なフィリピン株式投資の方法を学んでいきましょう。
投資の成功はマーケット選びが9割
投資の話をする前に、そもそも株式とは何かを考えてみましょう。
株と聞くとマネーゲームを想像する人が多いのですが、株式投資は「人々の生活と密接に関わっている」と言えます。
株価で利益を得たければ、購入した株の価格が上がる必要があります。しかし、そもそも、どのような企業の株価が上がるのでしょうか? それは、業績が良い企業です。業績が良くなれば、基本的に株価が上がります。では、どのような企業の業績が上がるのでしょうか? 決算分析、新商品の発表、新事業の展開など様々な要因がありますが、基本的には、多くの人々がその企業の商品やサービスを買えば、企業の売上が伸びます。
つまり、その商品・サービスの利用者が増えれば、それに伴って株価も上がっていくものなのです。株価だけを見ると単なる数字ですが、そこには人の活動があるということを忘れてはいけません。ところが問題は、「どんなサービスが流行るのか」を予測しなければならないということです。自分の仕事の領域ならともかく、専門外の分野では素人投資家にはわかりません。しかし、それを最も簡単に解決するシンプルな方法があります。それは、その国自体の「人口増加率」を見ることです。
私はよく水を売る話で説明しています。例えば2つの国があると仮定します。
Aという国は、人口が100年後に2倍に増える国。Bという国は、人口が100年後に半分になる国とします。人口が2倍になるA国なら、飲む人も2倍になるので、単純に売上は2倍になる可能性が高いです。この際、多少品質がひどい水でも問題なく売れるでしょう。
逆に、人口が半分になるB国なら、水を飲む人も半分になるので、売上が半分になる可能性が高くなります。さらに、競合も多いため、普通の水ではなかなか売れないかもしれません。
工夫をこらした「炭酸水」など、変わり種を売らないと売上は伸びず、水ですら種類も多くなり専門知識が必要になるでしょう。そうなると、素人にはますますどの企業が人気が出るのか、売り上げが伸びるのか、予測することが困難になっていきます。
以上の理由で、投資をするならこれから人口が増える国が圧倒的に狙い目です。人口がマーケットそのものなので、人口増加とともに自然と企業も発展していく可能性が高いです。
どの企業も業績が上がっていくため、シンプルに予想ができるのです。
逆に、人口が減少する国にある企業に投資する際は注意が必要。同じ業界でも成功する企業と失敗する企業に分かれるため、どの会社が成功するかを見極める必要があるからです。
実は、投資が成功するかはマーケット選びの時点でほとんど決まっていると私は考えます。右肩上がりの国に投資すれば、国全体が成長していくため、難しいことを考える必要がありません。
投資を難しく捉えている方がいますが、勝っている投資家はとてもシンプルに考えています。
人口ボーナス最大! 1億人国家フィリピンの魅力
それでは、どこの国に投資するのがいいのでしょうか?
実は、前項のA国に当たるのがフィリピン、B国に当たるのが日本です。人口ボーナスを考えると、フィリピンに投資するのがベストです。その理由を詳しく説明していきましょう。
まず、人口ボーナスとは、その国における若い人の割合が過半数を超え続ける期間(若い人が増え続ける期間)のことです。高齢者より若い人の方がお金をたくさん使います(家・車・教育資金等)、そのため若者が増えている限りは、その国の経済は発展し続けます。具体的にアジア各国とフィリピンを比較して見ていきましょう。
人口大国といえば、アメリカやお隣の中国。ここ最近の成長速度は目覚ましいものがありますが、中国は一人っ子政策によりここから急激に人口が減少していきます。
アメリカも人口が多くGDPも高く、国としては発展していますが、株式市場にはプロの介入が多く、素人には難しい投資判断も多いです。その視点で考えると、経済成長が終わり、さらに人口減少を控えている日本は投資先としては明らかに論外だということがわかると思います。
一方、今後の発展が期待される南米やアフリカはどうでしょうか? 今度は、残念ながら投資先としては早すぎます。投資のリターンを得るまでに50年くらいの月日がかかってしまうのです。これだと、私たちが生きている間に利益が出ないので本末転倒です。世界全体を見渡してみると、人口ボーナスがいちばんベストのタイミングなのは明らかに東南アジアです。国によって経済成長度は異なりますが、だいたい日本の50年前の高度経済成長期に相当しています。そして、東南アジアの中でも最も長い期間、人口ボーナスを受けられるのがフィリピンです。今後人口も2倍へ向けて増えると予想され、そのボーナス期間は2050年まで続くと言われています。一人当たりのGDPで比較すると、フィリピンの経済レベルは日本の1970年代と同じレベルです。
タイだと1970年代後半のレベルであり、投資先としてのうまみが少し減ってしまいます。
マレーシアは1985年頃に相当するので、すでに株価は相当上がっており、リターンが少なくなります。さらに、マレーシアの人口はフィリピンの3分の1なので、受けられる人口ボーナスも少なくなってしまうでしょう。では、台湾と韓国を考えてみると、すでにある程度経済発展が終わっており、投資先としては遅すぎるため投資の収益が少なくなります。
株は安く仕入れて高く売るのが基本です。例えば、1株1円で仕入れるのと、1株2円で仕入れるのでは、全然違います。一見変わらないように思えますが、株価が6円まで上昇したら、圧倒的な差になるのです。仮に1円で10万株を買っていたら、株価6円になると60万円分になります。しかし、2円で5万株を買っていた場合、株価6円になっても30万円分にしかなりません。たった1円の差と思うかもしれませんが、利益には30万円の差が出てしまうのです。
フィリピンはまだまだ株価が低く、株式投資としても大きく期待できます。誰も注目していない今からフィリピン株を仕入れておくと、本当に凄いことになるでしょう。
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