シェアリングエコノミーに関するQ&A

ここまでの内容も含めて、以下ではシェアリングエコノミーの基礎知識をQ&A形式でまとめた。

Q1.シェアリングエコノミーの意義や必要性は?

シェアリングエコノミーによってさまざまなモノ・サービスが共有されると、購入・維持にかかるコストやムダを削減できる。その結果、地域社会や環境問題の解決に貢献できるため、シェアリングエコノミーはSDGsとも深く関わっている。

Q2.シェアリングエコノミーのメリットとデメリットは?

シェアリングエコノミーのメリットは、所有物の共有によってコストを削減できる点である。そのほか、地域課題や環境問題の対策になる点、遊休資産を活用できる点なども大きなメリットだ。

一方で、個人がサービスの提供者となるため、利用者にとっては信頼性の面がデメリットとなる。

Q3.シェアリングエコノミーの例は?

シェアリングエコノミーの例としては、Airbnbをはじめとする民泊サービスや、自動車の相乗りサービスであるライドシェアが挙げられる。最近では駐車スペースや体験型イベント、家事代行など、プラットフォームを通してさまざまなモノ・サービスが共有されている。

Q4.シェアリングエコノミーは将来どうなる?

一般社団法人のシェアリングエコノミー協会によると、2030年度のシェアリングエコノミー国内市場は11兆円を超えるとされている。同様のサービスは先進国・新興国でも広がっており、世界的な市場は2025年までに3,000億ドルを突破する見込みだ。

シェアリングエコノミーが普及する背景には、所有から共有、モノ消費からコト消費への意識の変化がある。

Q5.シェアリングエコノミーの5分類とは?

シェアリングエコノミーは共有するモノ・サービスによって、「空間シェア」「モノシェア」「スキルシェア」「移動シェア」「お金シェア」に分類される。もともとはAirbnbなどの空間シェアから広まったが、現在では日本でもさまざまなモノ・サービスが共有されるようになった。

Q6.シェアリングエコノミーの企業は?

以下は、シェアリングエコノミーを提供する代表的な企業である。

・Airbnb(エアビーアンドビー)
・notteco(のってこ)
・ココナラ
・メルカリ
・Crowd Works(クラウドワークス)

また、広義ではCAMPFIRE(キャンプファイヤー)などのクラウドファンディングも、シェアリングエコノミーの一種に含まれる。