この記事は2022年10月13日(木)に「羊飼いのFXブログ」で公開された「神田卓也氏の現在の相場観とFXトレード戦略」を一部編集し、転載したものです。


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2022年10月13日(木)の午前10時すぎに外為どっとコム総合研究所の神田卓也さんから聞いた最新の相場観と戦略を紹介する。

神田卓也
株式会社外為どっとコム総合研究所取締役調査部長上席研究員。1987年福岡大学法学部卒業後、第一証券を経て、1991年メイタン・トラディション入社。インターバンク市場にて、為替・資金・デリバティブ等の取引業務を担当し、国際金融市場に対する造詣を深める。2009年7月外為どっとコム総合研究所入社。

現在の為替相場の傾向や相場観

昨日12日(水)、ワシントンでの国際会議に出席した黒田日銀総裁は金融緩和を継続する必要があると明言。一方、米9月生産者物価指数(PPI)が予想を上回ったことで、FRBが積極的な引き締めを継続するとの観測が強まった。

日米金融政策の方向性の違いが改めて意識される中、米ドル/円は24年ぶりに146.97円前後まで上昇。24年前の高値である147.66円前後の更新が視野に入ってきた。

現在の為替相場の戦略やスタンス

本日13日(木)は米9月消費者物価指数(CPI)に市場の注目が集まっている。

東京市場では、円買い介入第2弾への警戒感がくすぶるため上値試しの展開にはなりにくいと見るが、米9月CPIが予想を上回れば海外市場で一気に高値を更新する可能性もありそうだ。

なお、もし147.66円前後を上抜ければ、151.55円前後を付けた1990年8月以来32年ぶりの高値となる。

▽米ドル/円の日足チャート

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(画像=羊飼いのFXブログ)

※当記事は、投資一般に関する情報の提供を目的としたものであり、投資勧誘を目的としたものではありません。