ファンドの分配金の方針

分配金については、年1回の決算時に分配する方針ですが、今までに1回も分配金が出たことがない。ここにも、さわかみ投信の『長期運用』という原則が適用されている。分配金というのは利息ではなく、運用資産から取り崩して支払われるものなので、長期的なファンド資産の最大化を目指すさわかみファンドでは、分配金を支払うことなくファンドの内部に留保し、運用資産自体を極力大きくすることに専念している。


ファンドのポートフォリオは日本資産中心

さわかみファンドの仕組み自体は、投資家から集めた資金を『さわかみファンド』に集約し、一部は海外にも投資しているようだが、基本的には国内の株式等に直接投資を行うという形をとっている。ファンドの目的で前述している通り、さわかみファンドは、運用の座標軸を『円資産のリターン最大化』において長期運用を続けている。従って、国内で十分に運用できると思われる間は、国内の株式や債券などで投資対象を切り替えながら運用していくという方針を採用しているとのことだ。

さわかみ投信では、現在は、世界的に見ても日本株は割安な状態にあると判断しており、5年先、10年先を見越して投資価値が高まるような日本企業の株式に投資を行っているのが理由となっている。


応援のための投資 ~中心業種は製造業~

さわかみファンドは『応援したい会社』に投資している。生活者の視点に立って、数年後、数十年後、理想の社会の実現を担わんとする会社を応援しようという意味がそこには込められている。株式投資には本来、自分が投資する企業を応援できるという側面もあるが、さわかみ投信も長期運用と併せてこの様な運用哲学を持っていることが特徴として挙げられるだろう。

ファンドの組み入れ業種を見ると上位5業種で55%を占めるなど製造業を中心に組み入れていることが分かる。また金融などのサービス業は比率が低く日本を代表する製造業や研究開発を熱心にしている企業、特定分野に特化した強みをもつ企業が多い。こうした点にも同ファンドの『応援したい会社』に投資するというスタンスが伺える。このような投資理念に共感された方であれば、さわかみファンドをポートフォリオの一つに検討してもよいかもしれない。

※当記事は、証券投資一般に関する情報の提供を目的としたものであり、投資勧誘を目的としたものではありません。

(ZUU online)

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