本記事は、坂本綾子氏の著書『絶対に損をしないお金の増やし方』(CCCメディアハウス)の中から一部を抜粋・編集しています。

アイデア,ひらめき
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【学び】株式(上場株式)
配当金・値上がり益・株主優待の3つのメリット

株式とは、企業が事業運営資金を調達するために発行する証券のこと。株式投資は、株式会社の発行する株式を売買して、配当金などの利益を得ることになります。

証券取引所に上場している会社の株式を、証券会社の仲介で売買します。購入時よりも値上がりしたところで売れば、利益(値上がり益)を得られます。

株式を持っている間は、株主として配当金を受け取れますし、株主優待(株主に自社製品などを送ること)が受けられる場合もあります。証券取引所での売買は、100株単位が基本です。たとえば1株1,200円の株式なら、1,200円×100株=12万円で売買が成立します。

急成長により株価が上昇する会社、業績が上向かず株価が低迷する会社、配当金を重視する会社など様々。商品やサービス、経営方針に共感ができて継続的な成長が期待できそうな会社を選んで、長期で持つことを念頭に置きましょう。

証券会社によっては、100株未満でも売買できるサービスを提供しています。少額で株式投資ができるので、ここから始めるのも1つの方法です。

取り扱い先

証券会社

絶対に損をしないお金の増やし方
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絶対に損をしないお金の増やし方
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【学び】投資信託
お金を増やしたいときの中心的存在

投資家から集めたお金を、運用会社が株式や債券などで運用するのが投資信託です。購入時よりも値上がりしたところで売れば利益が得られますし、持っている間は分配金を受け取ることができます。投資信託は株式投資信託と公社債投資信託に分けられ、一般的に投資信託という場合は株式投資信託の追加型を指します。

日本株式に投資をする投資信託の場合、複数の日本株式が組み入れられているので、個別の株式を購入するよりもリスクが小さくなるのがポイントです。また、自分で株式を選ぶ必要がないため、初心者には始めやすいことも。何にどう投資するかは説明書に書かれていますし、過去の運用の結果も公表されています。

投資信託を初めて買うなら、つみたてNISAなどの非課税口座を使って積立購入すると、税金面で有利な上に、リスクもさらに低減できます。投資信託は個人がお金を増やすためのツールとして最も使いやすい金融商品です。

取り扱い先

証券会社、銀行、投信会社、信用金庫、信用組合、労働金庫

絶対に損をしないお金の増やし方
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=絶対に損をしないお金の増やし方
坂本綾子
ファイナンシャルプランナー。
1988年よりマネー誌、女性誌にて家計管理や資産運用の取材記事を執筆。1,000人以上に取材。99年ファイナンシャルプランナー資格取得。2010年ファイナンシャルプランナー坂本綾子事務所設立。20年を超える取材記者としての経験を生かして、生活者向けの金融・経済記事の執筆、家計相談、セミナー講師を行っている。
著書に、ベストセラーとなった『節約・貯蓄・投資の前に 今さら聞けないお金の超基本』(朝日新聞出版)、『まだ間に合う! 50歳からのお金の基本』(エムディエヌコーポレーション)などがある。

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