経営者の「無趣味のデメリット」は何か?

無趣味であることは時間やお金にとらわれないメリットがあるが、一方でデメリットはどのようなものが挙げられるか考えてみたい。

趣味がもたらしてくれる「新たな視点」を得られない

たとえば、創造性や知的好奇心を刺激してくれる美術館や博物館めぐり、ビジネスや経営のヒントにもなる読書、戦略性や計画性の向上に役立つチェスや囲碁といったテーブルゲームなどは、趣味の範囲を超えて仕事にも「新たな視点」を与えてくれるだろう。

無趣味でいることは、仕事に没頭できる環境を作れることにつながる。しかし、仕事一筋では得られない新鮮な視点というのは、趣味を通じて築くことができるかもしれない。

「初心」を思い出す機会を逃す(不得意分野を趣味にした場合)

もし、あなたが苦手意識を感じる不得意な分野を趣味にした場合、たとえそれが好きな時間に変わったとしても、「初心」を思い出す機会になり得るだろう。苦手を乗り越えて得た経験は、仕事だけでは味わえないものになるはずだ。

経営者は趣味を選ぶ際のポイント

経営者が趣味を選ぶには、その時間を楽しむためだけでなく、さらなる成功をつかむきっかけをくれるものが良いだろう。たとえば、ビジネスに直結する知識を得られる読書や、営業に生かせるゴルフ、会食で役立つワインや日本酒なども仕事につながるだろう。

仕事に関係がなさそうな趣味でも、集中力や注意力、意識向上に結び付くものが多い。たとえば登山やハイキングなどで自然に身を置いたり、ヨガや瞑想でマインドフルネスを取り入れたりと、自分と向き合う時間は精神面に良い影響を与えてくれるはずだ。

経営者として、ビジネス以外の知識に長けていることは理想的でもある。スポーツ、美術や歴史、お酒など、何か一つでも詳しい分野があれば交友関係は広がり、相手に関心を持たれて印象付けることができる。趣味はビジネスの1ツールにもなり得るのだ。

経営者視点で考える無趣味とは

日本人のうち4人に1人が無趣味とされる。経営者のあなたにとって、趣味がなければその分の時間やお金を仕事に注ぐことができる。それはメリットであろう。一方趣味がなければ、自分自身や仕事に対しても新たな視点を得られることができない。

仕事に直結しないように思える趣味でも、自分自身の創造性やマインドにプラスに働いたり、知識があることで相手に良い印象を与えたりすることがある。さらなる成功をつかむきっかけとして、新しい趣味を見つけてみるのも良いかもしれない。

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文・岡本一道(金融・経済ジャーナリスト)

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