日本のウイスキー世界に登場した、世界へ挑戦する新鋭ブランド「嘉之助」。
2021年よりウイスキーファン待望の定番ボトルを2023年に販売開始しただけでなく、航空機の機内販売品に選ばれるなど各所で注目を集めています。
そこで本記事では注目のクラフトウイスキー「嘉之助」の特徴やラインナップ、世間の評価を詳しく解説します。
新しいウイスキーを開拓したい方や日本のクラフトウイスキーが気になる方は、ぜひご一読ください。
この記事の監修者
浅野まむ
お酒とBarを愛しています。バーテンダー歴8年、現在ライター。ウィスキーエキスパート資格持ち。 1人で飲むのも、2人で飲むのも、大勢で飲むのも何でも好きです。
ウイスキー「嘉之助」とは
「嘉之助」は、操業間もない嘉之助蒸溜所よりリリースされている新規精鋭の国内ウイスキーブランドです。
2023年1月から販売されている「シングルモルト嘉之助」を代表とする、独自のウイスキーを発売しています。
世界のウイスキーコンペティションで高評価を得ているだけでなく、2023年9月のJAL国際線機内販売にも採用されており、国内外での知名度も高まっています。
「嘉之助」のキャッチフレーズは「ジャパニーズウイスキーをさらに豊かに、まろやかに」。
メロー(※)な味や雰囲気を楽しむことが「嘉之助」を味わうポイントといえます。
※メローとは、熟成感があり芳醇で、柔らかくまるみのある香りや味わいを意味します。英語表記は「mellow」。
「嘉之助」名前の由来
「嘉之助」という名前は焼酎製造において長い歴史を持つ小正醸造の2代目・小正嘉之助氏から取られました。
嘉之助氏は現在の代表取締役である小正芳嗣氏の祖父にあたる人物で、日本初の樽貯蔵による米焼酎「メローコヅル」の生みの親。
焼酎の価値を世界中で愛されるウイスキーのように高めるべく、情熱を注いできた人物だったようです。
彼の名前を冠した「嘉之助」は、焼酎造りの伝統と嘉之助氏の情熱が結びついていることが分かります。
「嘉之助」の製造地
「嘉之助」の製造地は鹿児島県日置市にある嘉之助蒸溜所で、鹿児島県内ではマルス津貫蒸溜所と並ぶ2大ウイスキー蒸留所として知られています。
そんな嘉之助蒸溜所の稼働は2017年。
嘉之助蒸溜所の敷地では、かつて小正嘉之助氏が生み出した「メローコヅル」の熟成が行われていました。
嘉之助蒸溜所はイギリスの大手酒造会社ディアジオ社と長期的なパートナーシップを結んでおり、新進気鋭の蒸留所としても注目されています。
予約すれば見学可能なので、鹿児島に観光に行く際は訪れてみてはいかがでしょうか。
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