「京浜川崎IC」は、武蔵小杉や等々力競技場の近郊
起点の玉川ICから第三京浜を走行すると、すぐに多摩川を渡り神奈川県に入ります。東名と同様に第三京浜は東京都区間がとても短くなっています。そして、起点から2.5kmの地点にあるのが「京浜川崎IC」です。
川崎の名称がつくインターチェンジには、東名の「東名川崎IC」や首都高1号横羽線の「浜川崎ランプ」があるため、それらと区別するため京浜川崎という名称がつけられています。
京浜川崎ICは川崎市高津区に位置しており、インターの北西側に溝の口が、南東側に近年新築マンションが多く立ち並ぶ日本有数の高層住宅街に発展した武蔵小杉があります。
武蔵小杉の周辺には、プロサッカーチームの川崎フロンターレのホームグラウンドで有名な「等々力陸上競技場」もあります。川崎中心地の川崎駅からは11kmほどと距離はありますが、利用価値の高いインターとなっています。
「港北IC」は新横浜、日産スタジアム近郊。首都高との接続もアリ
京浜川崎ICを過ぎてしばらくいくと横浜市へ入ります。インター前の交差点は都筑区、料金所は港北区という珍しいインターチェンジである「都筑IC」を過ぎて、第三京浜で一番の重要ポイントと言ってもいい「港北IC」があります。
港北ICは住所が都筑区ながら、港北区に近い位置にあり、なんといっても神奈川県の玄関口ともいえる新横浜駅から約3kmほどという絶好の場所にあります。
新横浜駅周辺は商業施設の他、横浜アリーナや日産スタジアムなどのイベント会場、ラーメン博物館などの観光スポットもあるため、最寄となる港北ICは重要なインターとなるのです。さらに港北ICは、2017年3月に首都高横浜北線がつながり首都高横羽線や湾岸線と、2020年3月に首都高横浜北西線がつながり東名と接続され、インターとジャンクションが併設されることになりました。
ネットワークが拡大したことにより、首都高や東名の渋滞が激しい際の迂回ルートとして、第三京浜や港北ICを利用することも多いため、港北ICの価値はとても高いといえるのです。
終点「保土ヶ谷IC」近郊には三ツ沢公園。首都高・横浜新道との接続も
港北ICを過ぎると、約4kmほどで「羽沢IC」があり、そして第三京浜終点の「保土ヶ谷IC」を迎えます。保土ヶ谷ICの手前には料金所が設置されており、料金所通過後すぐには下り線限定で「保土ヶ谷PA」が設置されています。
保土ヶ谷ICは横浜市神奈川区に所在地を置き、保土ヶ谷ICという名称ながら、利用する路線や方面によっては、他に岡沢出口・三ツ沢出口・常盤台出口などの名称もあり、かなり複雑化しています。
保土ヶ谷ICはジャンクションも併設しており、首都高1号横羽線や横浜中心部方面に向かう首都高三ツ沢線と、戸塚方面へ向かう横浜新道が接続しております。
また、保土ヶ谷ICは横浜駅北側約3kmほどの位置にあるため、横浜の中心部へアクセスできます。また近さに加えて、周辺にはJリーグやラグビーの試合が行われる「ニッパツ三ツ沢球技場」を含めた三ツ沢公園があり、こちらも利用価値は高めになっています。