日経平均 | 31,949.89円 △348.24円 |
為替 | 1ドル=150.44円 |
売買高(東証プライム、以下同) | 18億9,763万株 |
売買代金 | 4兆5738億59百万円 |
値上り銘柄数 | 883銘柄 |
値下り銘柄数 | 722銘柄 |
騰落レシオ(25日) | 84.29% |
市況概況
米国株高を受けて買い先行、月初の買いも続き大幅高
前日に続いて日銀の金融緩和終了が取りざたされるなかで、米国金利の低下を受けて米国株が大幅高となったことから、本日の日本市場も買い先行となった。特に買い上がる材料があったということでもないのだが、米国金利の低下から為替が円高気味となったことでもあり、日銀の金融緩和の終了も想定内ということで買戻しを急ぐ動きとなった。
月初の買いで指数に影響の大きな銘柄が買われ、米国で半導体株が買われたことで日本市場でも日経平均に影響の大きな半導体関連銘柄が買われ大幅高となった。TOPIXは手仕舞い売りに押されるものもあり、上値も限られた。
昼の時間帯には連休前の手仕舞い売りも見られ、後場も本日の安値を下回っての始まりとなった。それでも売り急ぐということでもなく値持ちはよく、指数は小動きとなった。
一気に32,000円を抜けるでもなく、かと言って上げ幅を縮小するでもなく、日経平均は上がれば売られ、下がれば買われるという展開で方向感は見られなかった。最後まで値持ちの良い展開が続いたが、結局最後まで買い急ぐことも売り急ぐこともなく、方向感は見られなかった。
小型銘柄も反発となるものが多く、総じて堅調だった。マザーズ指数やグロース指数は大幅高となった。先物はまとまった売り買いも少なく、指数を大きく動かすようなこともなく、最後まで方向感に乏しい展開で上がれば売られ、下がれば買われるという状況だった。
決算も今一つ芳しいものでもなく、日銀の金融緩和の終了も見えている状況でも堅調な展開となっている。まだあくまでも月初の買いや買われすぎ銘柄を中心に買戻しが主体と言うことなのだろうが、ここでさらに空売りが積み上がれば踏み上げ相場となりそうだ。
意外高という雰囲気でもあるので、米国株が堅調な展開が続けば一気に買戻しが入り、上がるから買う、買うから上がるというような展開も期待される。一方で、米国景気や中国景気の鈍化傾向が示されるようなことがあれば、地政学リスクも依然として高まっているので、一気に手仕舞い売りに押されることもあるのだろう。
テクニカル分析
日経平均
25日移動平均線や基準線を抜けて上値を試す動きとなった。ただ、32,000円水準では上値も重く、再度25日移動平均線や基準線を下回ると一気に調整感が高まるのだろう。まずは25日移動平均線や基準線にサポートされるのかどうかを確認することになる。
▽詳しくは解説動画をご覧ください。
当記事は、証券投資一般に関する情報の提供を目的としたものであり、投資勧誘を目的としたものではありません。