【秋田県】きりたんぽ
東北地方北部の秋田県も、名物の多い地域です。そのなかでも有名なのが「きりたんぽ」ではないでしょうか。きりたんぽは、うるち米を炊いてすりつぶしたものを杉の棒に巻きつけて、それを切り離した、秋田県の郷土料理です。
杉の棒につけた状態でみそなどを塗って食べる「たんぽ餅」もおいしいですが、冬には切り離したきりたんぽを、こちらも秋田県のご当地グルメとなる「比内鶏」などと一緒に鍋でいただく、「きりたんぽ鍋」が断然おすすめです。
きりたんぽ自体もさることながら、比内鶏でとった出汁をベースにしたスープがおいしく、食欲をかきたてられます。きりたんぽ鍋にはきりたんぽや比内鶏以外の食材も使用されますが、いくつかルールがあり、たとえばキノコ類はシメジかマイタケを使用して、シイタケは使用しない決まりになっています。
きりたんぽ鍋は秋田県全域でいただくことができます。秋田県の高速道路事情は、岩手県北上市から秋田自動車道が伸びている他、新潟県新潟市の「新潟中央JCT」を起点とする日本海東北自動車道が、部分開通しております。ぜひ秋田県のドライブとあわせて、きりたんぽを楽しんでみてください。
【茨城県】あんこう鍋
関東地方の茨城県は北関東で唯一海に面している県です。そのため、海産物がとてもおいしく名物となっています。そのなかでも、冬におすすめのご当地グルメが「あんこう鍋」です。
あんこう鍋は茨城県の海岸沿いの地域でいただくことができ、茨城県の県庁所在地である水戸市から東に約15kmほどいった大洗は港町なことから、あんこう鍋も名物となっています。「東のあんこう、西のふぐ」と言われるくらい冬の鍋料理として評判が高く、特にあんこうの旬を迎える12〜2月は、あんこうがおいしい季節のためおすすめです。
茨城県へは、東京駅からだと常磐自動車道でアクセスできます。また、北関東自動車道や東水戸道路などを利用すれば、大洗にも直接アクセスができます。
【山梨県】ほうとう
私の地元、山梨県もご当地グルメがたくさんあります。そのなかでも有名で、みなさんに愛されているのが「ほうとう」ではないでしょうか。ほうとうは、小麦粉を練った平打ち麺にして、かぼちゃやじゃがいも、きのこ、お肉などと一緒に煮込んだ料理になります。
ほうとうの起源はさまざまありますが、平安時代にはすでに食べられていたとされており、戦国時代には甲斐の武将である武田信玄が、野戦食として用いていたとされています。
ほうとうは山梨県内全域でいただくことができ、チェーン店や個人経営店まで、さまざまなほうとう屋さんが営業しています。ほうとう自体結構煮込んだ状態で提供されることと、お店の内装が温かさを感じるところが多いことから、冬にぜひ食べていただきたいご当地グルメとなります。
東京から山梨県へは中央自動車道(以下 中央道)1本でアクセスができます。近年は、中部横断自動車道の開通やバイパスの整備などにより、山梨県内の移動もスムーズにできるようになっております。