道の駅は誰のためのものか?
ひと昔前ならドライブの休憩という側面から“道路利用者のため” といわれてきたでしょう。また、産品を出荷したり加工したりする“地元生産者のため” という視点もあります。最近はこれに“地域住民のため”という考え方が加わり、防災や子育て支援などの要素も加わってきました。
図らずもリノベーションという形でつくった都市交流施設は、シンボルの「わっか」同様、循環する長期的な視点で次の世代へ橋渡ししていく決意の表れなのかもしれません。そのためには施設を通じて、まず鋸南の魅力を多くの人に知ってもらう必要があった訳で、そのための設備と思って見てみるとさまざまな気づきができそうです。
課題を解決しようと作られた施設には必ず何か意味があり、新しい施設ができたから行ってみようで終わらず、視点を変えて見てみるのもオススメです。いやはや道の駅めぐりは奥深いですね。
■著者プロフィール、この著者のこれまでの記事は:https://www.mobilitystory.com/article/author/000031/