日経平均 | 37,808.76円 ▼843.21円 |
為替 | 1ドル=143.71円 |
売買高(東証プライム、以下同) | 22億0,447万株 |
売買代金 | 4兆3895億38百万円 |
値上り銘柄数 | 248銘柄 |
値下り銘柄数 | 1,372銘柄 |
騰落レシオ(25日) | 102.87% |
市況概況
政局への不安と地政学リスクから再度下値を試す展開
米国株が軟調、特にナスダック指数が大幅安となったことで夜間取引やシカゴ市場の日経平均先物が大きく売られ、本日の日本市場は売り先行となった。売り気配から始まるものも多く、大きく売られて始まったが何とか38,000円を割り込むと買いが入るというような状況で下げ渋り、38,000円水準で小動きとなった。
昼の時間帯も特に方向感は見られず、若干円安気味となったことで後場も下げ渋りの始まりとなり、何とか38,000円台を維持していたが、再度円高気味となったことで手仕舞い売りに押されて38,000円を割り込み下値を試す動きとなった。
買い気に乏しい中で新政権に対する不安が根強いなかで、中東の地政学リスクが世界に広がるのではないかとの懸念も強まり、売り急ぐ動きとなった。その後は37,800円を割り込むと下げ渋り感も出て、最後は買戻しも見られて、何とか37,800円台は維持しての引けとなった。
小型銘柄も手仕舞い売りに押されるものが多く総じて軟調だった。グロース250指数やグロース株指数は大幅安となった。先物はまとまった売りが散発的に見られて指数を押し下げる場面もあり、大きく売られる要因の一つとなっていた。
昨日の買戻しが一巡となったことで改めて売り直されるということになった。地政学リスクが取りざたされるなかで紛争の広がりが懸念されるなかで新政権への不信感も根強く、リスク回避の流れとなった。今後も少なくとも政局が落ち着くまでは戻れば売りということで上値の重い展開が続くのだと思う。
テクニカル分析
日経平均
75日移動平均線を割り込み25日移動平均線や基準線のサポートを確認するような展開となった。ここで25日移動平均線や基準線を割り込むようであれば、雲の水準まで、37,000円を割り込むところまで一気に調整となるのだと思う。
▽詳しくは解説動画をご覧ください。
当記事は、証券投資一般に関する情報の提供を目的としたものであり、投資勧誘を目的としたものではありません。