日経平均 | 37,913.92円 ▼229.37円 |
為替 | 1ドル=151.72円 |
売買高(東証プライム、以下同) | 16億2,876万株 |
売買代金 | 3兆1579億93百万円 |
値上り銘柄数 | 216銘柄 |
値下り銘柄数 | 1,399銘柄 |
騰落レシオ(25日) | 88.01% |
市況概況
週末の手仕舞い売りに押されて冴えない展開
米国株はまちまちとなったが、夜間取引やシカゴ市場の日経平均先物が若干売られていたこともあり、本日の日本市場は売り先行となった。
寄り付きからの売りが一巡となった後も週末の手仕舞い売りに押されて下げ幅を拡大、下値を試すような動きとなった。昨日の安値水準である38,700円台になると買戻しも入り下げ渋り、戻りは鈍いのだが改めて売り直されることもなかった。結局安値圏での前場の取引を終えたが下げ渋り感も出ていた。
昼の時間帯には若干先物に買戻しなども見られたが特に買い上がるでもなく、後場も冴えない始まりとなり、38,700円台で下げ渋るものの上値も鈍いというような展開だった。
引けを意識する時間帯からは買い戻しも見られて戻りを試す動きとなったが、買い急ぐというよりは戻れば売りたいということで戻りも限られた。結局最後は手仕舞い売りやヘッジ売り一巡感からちょっとした買戻しで指数は戻す形となり、38,000円を割り込んだ状態ではあるが後場の高値引けとなった。
小型銘柄も手仕舞い売りに押されるものが目立ち、総じて冴えない展開だった。グロース250指数やグロース株指数は大幅安だった。先物はまとまった売り買いは散発的に見られるものの断続的な動きはなく、上がれば売られ、下がれば買われるというような持高調整やヘッジの売り買いが中心となったようだ。指数を方向づけるような動きはなかった。
38,000円を割り込んで下値を試す動きとなったが、案外底堅い雰囲気も見られた。衆議院選挙はどっちに転んでも波乱要因であり、少なくとも株式市場にとってプラスに働くということでもないと思う。
選挙の結果がどうあれ、積極的に投資を促すような政策は取られにくく、状況次第ではさらに下値を試すことになるのだろう。決算発表が本格化するところでもあるが、決算内容よりも現状での売られすぎ、買われすぎという位置関係や目先の需給に振らされることになると思う。
テクニカル分析
日経平均
38,000円が上値ということで冴えない展開となっている。いったん雲のサポートを確認するように下値を試すことになるのかもしれない。
▽詳しくは解説動画をご覧ください。
当記事は、証券投資一般に関する情報の提供を目的としたものであり、投資勧誘を目的としたものではありません。