日々是相場
(画像=VectorSpace/PIXTA)
日経平均 39,190.40円 ▼414.69円
為替 1ドル=158.37円
売買高(東証プライム、以下同) 18億0,861万株
売買代金 4兆2835億12百万円
値上り銘柄数 439銘柄
値下り銘柄数 1,132銘柄
騰落レシオ(25日) 91.98%

市況概況

ファーストリテイリングが売られて一時大幅安

米国市場が休場となったが、夜間取引やシカゴ市場の日経平均先物が安く、売り先行となるかと思われたが、オプションSQ(特別清算指数)算出に伴う買いが入り買い先行となった。ただ、ファーストリテイリングが決算発表を受けて売り気配から始まり、寄り付きの買いが一巡となった後は手仕舞い売りに押される展開となった。39,200円の節目を割り込むと買戻しも入り下げ幅縮小となったが、冴えない展開となった。

昼の時間帯も売り物がちで、後場も安く始まると再度39,200円水準まで下落となった。ただ、前場同様に39,200円からは下げ渋り、買戻しも入るという状況で指数は売り急ぐということでもなく小動きとなった。半導体株などの買戻しもあり下支えとなった面もある。ただ、最後は手仕舞い売りに押される展開となり、39,200円を割り込んで安値圏で引けた。

小型銘柄は幕間つなぎ的に買われるものもあり、まちまちだった。グロース250指数やグロース株指数は小幅高で引けた。先物はまとまった売りが散発的に見られたが特に追随することもなく、まとまった買戻しが見られても断続的な買いにはならず、指数を大きく動かすことはなかった。上がれば売り、下がれば買いという状況は全く変わらない。

改めて上値の重さを確認する形となった。ファーストリテイリングだけで日経平均を300円以上押し下げたが、案外値下がり銘柄も多く、調整感が強まっていると思われる。日本市場は3連休となることもあり、買戻しが入ると戻り売りに押される状況だった。連休明けからもトランプ次期大統領の政策への懸念や減税期待が薄れたことや利上げ懸念などから冴えない展開が続くと思う。

テクニカル分析

日経平均

25日移動平均線を下回ったが基準線にサポートされた形となった。遅行スパンもローソク足を割り込む寸前であり、さらに下値を試すことになるのではないかと思う。

▽詳しくは解説動画をご覧ください。

当記事は、証券投資一般に関する情報の提供を目的としたものであり、投資勧誘を目的としたものではありません。