本記事は、ミニマリスト Takeru氏の著書『お金の増え方は9割部屋で決まる』(ぱる出版)の中から一部を抜粋・編集しています。

貧富の差は部屋で決まる!
お金が貯まる部屋の3つの特徴
僕は、貧富の差は部屋で決まると思っています。「部屋の乱れは家計の乱れ」であり、「家計の乱れは部屋の乱れ」にもなります。つまり、全く同じ年収だとしても、全く貯金できない家と、コツコツお金を貯められる家の違いは、部屋の状態を見れば一目瞭然です。
では、お金を貯められる家はどんな部屋なのか。その特徴について解説したいと思います。まずは「お金が貯まる部屋」を目指しましょう。
①空間に余白があって開放的
お金をコツコツ貯められる家には、空間に「余白」があります。床や壁がモノで埋め尽くされることもなく、収納の中にもゆとりを持たせる。そんなふうに、空間に「余白」を持たせることで、経済的な「ゆとり」も生み出すことができるのです。
家計にゆとりがない人は、モノを過剰に持ち過ぎていないか確認しましょう。
- 床の上にモノを置きすぎてないですか?
- 壁にモノを掛けすぎてないですか?
- 収納の中がモノで一杯になっていませんか?
モノを家の中に詰め込むほど、収納も家計も余裕がなくなってしまいます。まずは空間に余白をつくることから始めてみてください。
②旅館やホテルのようにリラックスできる
家の中でくつろげるか、リラックスできるかは重要ポイントです。もし家にいるだけでストレスが溜まるとか、心がモヤモヤするのなら危険信号です。なぜなら、それが結果的に浪費や散財を招いてしまうからです。
お金が貯まる人の家は、居心地がとても良いです。ずっと家にいたくなるような部屋であれば、わざわざ外出してストレス発散することもなくなります。そして、心身をゆっくり休ませることができ、気分転換もできて仕事にも打ち込むことができるのです。
あなたの家には、ストレスを与えるようなモノがありませんか?
- 家事の邪魔になるモノ
- 汚れているモノ
- メンテナンスが面倒なモノ
- 自分の体に合わないモノ
- 機能性が悪いモノ
こういったモノがあると家の居心地が悪くなり、そこに住む人の気分を下げ、散財することが増えてしまいます。だからお金が貯まらないのです。
まずは旅館やホテルのような、必要なモノだけを揃えたリラックスできるシンプルな部屋を目指してみてください。大事なお客様をもてなすように部屋を整えれば、そこに住む人の気分も上げてくれるはずです。
③お金に直結しているモノが整理されている
お金が増える家計かどうかを判断する上で、「お金に直結するモノ」が整理されているかどうかも重要なポイントです。
お金に直結するモノとは、財布や領収書、クレジットカード、銀行関係のモノ、印鑑、書類、契約書、仕事道具、仕事服、名刺、作業デスク、家計簿、仕事の連絡先やメールボックスなどです。
僕はお金の管理をキチンとしたいので、特にお金に直結するモノはキッチリと整理整頓しています。そうしなければお金の管理が行き届かなくなり、無駄遣いに気付けず、お金を使うべきチャンスも逃してしまうからです。
あなたの家は、このようになっていないですか?
- 財布の中身がゴチャゴチャしている。
- 領収書やレシートが溜まっている。
- クレジットカードが3枚以上ある。
- 銀行口座が4つ以上ある。
- 銀行の届印が迷子になっている。
- 貴重品が家のどこにあるかわからない。
- なくてもいい書類を溜め込んでいる。
- 仕事道具が乱雑に扱われている。
- 作業デスクが汚い。
- メールボックスにジャンクメールが溜まっている。
僕も貧乏時代は、お金周りの整理整頓が全くできていませんでした。ただ、これだけはハッキリ言えます。お金の管理が雑な人に、貧しい生活を抜け出せるわけがありません。
だからこそ、お金に直結するものを整理し、大切に扱うことが大事なのです。
- ココがポイント!
- 空間に余白があって開放的。
- 旅館やホテルのようにリラックスできる。
- お金に直結するモノが整理されている。

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