本記事は、ミニマリスト Takeru氏の著書『お金の増え方は9割部屋で決まる』(ぱる出版)の中から一部を抜粋・編集しています。

お金が貯まる片付け術!
絶対守るべき3つの黄金ルール
ここでは、あなたに絶対守っていただきたい「片付け黄金ルール」をご紹介します。僕が10年間のミニマリスト生活で実践してきた片付けルールです。このルールに従って片付けを進めていけば、確実にあなたの部屋はスッキリするのと同時に、お金が増えやすい家計になります。その黄金ルールは、たった3つです。
黄金ルール(1)
1年以上使っていないモノは手放す
まず一番最初に、家中の「1年以上使ってないモノ」を手放すことができれば、確実にあなたの家はスッキリするでしょう。しかも、無駄な買い物にも気づくことができるので、家計も少しずつ変わっていくはずです。これがミニマリスト流の超シンプルな片付け術です。
なぜ「1年」を基準に考えるのか。それは、春夏秋冬を通して一度も使わなかったモノは、この先も使うことがないからです。1年間出番がなかったモノには、出番がなかった理由が必ずあります。
たとえば、すでに同じようなモノを持っているとか、使い勝手が悪いとか、好みじゃない、体に合わない、使うタイミングがないなどです。そういったモノは、今後も使うことはないので手放した方が賢明です。手放したとしても生活には何の影響も出ません。生活が不便になることも、不自由になることもないのです。
むしろ、生活で全く使わないようなモノを大量に買い、家に溜め込む生活をしていたら、どう考えてもお金が貯まるはずはありません。
お金が全く貯まらない家には、1年以上使っていないモノが山ほどあります。もしかしたら、5年以上使っていないモノも出てくるかもしれません。
だからこそ、本当に必要なモノを見極めるために、そして本気でお金を貯めるために、1年以上使ってないモノは“必ず”手放しましょう。
黄金ルール(2)
「1軍・2軍・3軍」に振り分け、3軍のモノは手放す
僕は、家にあるモノは必ず「1軍:よく使うモノ」「2軍:たまに使うモノ」「3軍:ほとんど使わないモノ」で振り分けるようにしています。なぜなら、本当に必要なモノとそうでないモノが明確になるからです。
「1軍:よく使うモノ」「2軍:たまに使うモノ」に選ばれたものは、生活に必要なモノなので必ず残しましょう。誤って手放してしまうと生活が不便になってしまいます。
その一方で、「3軍:ほとんど使わないモノ」は、なくても生活に困ることはありません。したがって、片付けるときは「3軍のほとんど使ってないモノ」から手放しましょう。
黄金ルール(3)
心の栄養になるモノは捨てない
心から大事にしたいと思える思い出のモノや、大切な人からもらった手紙やプレゼントなど、「心の栄養になるモノ」は捨てずに残しましょう。
ここで一番重要なのは、「心がどれだけ高鳴るか」「胸の奥深くにどれだけ響くか」です。
これが「トキメキ」であり「心の栄養」です。頭で考えるのではなく、ぜひ心で感じてみてください。
たとえば、こういったモノは「心の栄養になるモノ」として残した方がいいでしょう。
- あなたの人生で最高に楽しかった経験TOP10
- あなたの人生にいい影響を与えたモノ
- 感動して大喜びしたモノ、感動して泣いたモノ
- 念願の夢が叶ったときの記念品
- それを見るだけで、触れるだけで心が踊るモノ
片付けの本来の目的は、「精神的な豊かさ」「時間的な豊かさ」「金銭的な豊かさ」を手に入れることにあります。したがって、「心の栄養になるモノ」まで手放すことは、片付けの本質からズレてしまうので注意してください。
- ココがポイント!
- 「1年以上使わなかったモノ」は手放す。
- 「3軍のほとんど使ってないモノ」から手放す。
- 「心の栄養になるモノ」は捨てない。

- 家計と部屋の状態の密接な関係とは
- 「貧富の差」は、富を生み出すものにお金を回しているかいないか
- 貧富の差は部屋で決まる!お金が貯まる部屋の3つの特徴
- お金が貯まる絶対守るべき3つの黄金ルールとは
- 収入を増やすための引き算思考とは
- 「富と幸せのバランス」を考えてみよう