アベノミクス第3の矢「地方創生」

アベノミクス第3の矢に含まれている地方創生には、東京一極集中を避け、地方に雇用創出あるいは経済活性化の波を届ける意図があるように見て取れる。

明治以来の中央集権体制をここにきて改め、地方経済の活性化を図るのが主旨のようだが、日本各地に恩恵が行き渡るまでには時間を要する。地方が経済効果を実感できるようになった時には、地方銀行には追い風となることだろう。


生き残り困難な地銀の未来

地方にとって人口減少・流出は、まさに死活問題である。今後も生き延びていくためには、フィー・ビジネスの拡充、もしくは、海外への進出など大胆な戦略の転換が迫られるだろう。

このところ、地方銀行の経営統合についての話題をよく耳にするようになったのも、少しでも体力があるうちに、経営規模の拡大を図っておきたいとの意図のようである。

いずれにしても、これまでと同様の業務内容では生き残りは困難だという見解が大勢の見方である。今後、益々、経営者の手腕が問われる機会が多くなるだろう。(ZUU online 編集部)

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