成長株(グロース)投資法

成長株(グロース)投資法

成長株投資法とは企業の将来性を予想し、株価の上昇余地を考え、株の成長性を期待してその企業に投資する投資方法である。

簡単に説明すると、これから企業の成長、発展が見込める企業に投資しようといった期待感がとても込められている投資法だ。

代表的な成長株といえばセブンイレブンやヤフーなどがそれらにあたるのではないのだろうか。成長株に投資する場合は割安度を示す指標は無視する。なぜならば成長株は人気が高くそれらの数値はすでに高くなっている可能性が高いのである。

成長株投資法は長期でのぞむ投資法である。知らぬ間に持株数が膨れ上がって含み益が物凄くなり驚愕の金額になってしまっていることもあるのだが、なぜそんなことが起こってしまうのかといえば株式分割があるからだ。

株主分割

株式分割というのは、資金調達を伴わない新株発行で発行済み株式を細分化することである。たとえば従来の1株を2株に分割したり、1株を10株に分割したりするので1株を2株に分割した場合は、1000株を保有してた場合の株主は2000株に株が倍増することになる。しかし、理論上1株の価値が半分になるため株主の資産価値としては変わらないということになるのだ。

株式分割には次のような様々な目的やメリットがある。 企業が1株当たりの配当を据え置いたままだと株主は増配と同じ効果が得られ、計画通りにうまくいけば株価・業績ともにどこまでも果てしなく伸びてゆく可能性があるので、企業の将来性に期待し投資してみるのもいいだろう。

一方デメリットは企業の将来的成長を分析することは極めて困難で、株式初心者にとっては非常に難しくハードルが高い投資法と言える。実際大勢の投資家が利益を上げているが、企業の将来性という不確定な根拠に基づき投資をおこなうので、相場の流れが一気に変わり株価の暴落につながるという非常に危険なリスクを抱えている投資法である。

成長株の探し方

できるだけ知名度の低い成長株見つけ出すのがポイントといえるだろう。

成長株を探し出すうえで狙い目になるものは、知名度がまだ低く成長著しいその高成長にほかの投資家が気付けていない企業だ。そんな企業は急成長を正当に評価されておらず株価も低水準にとどまっていることが多いのである。

知名度が高くなるのと多くの投資家が知ることになり、それと比例して株価が上昇しプラスして将来の高成長を織り込んで高くなっていくのだ。

しかし知名度が一気に高くなってしまった企業は当然会社の規模も当然大きくなっていくわけであって、会社の規模が小さかった頃よりも成長するスピードは期待を持てなくなっていく。もちろん投資家たちが想像していたはるか上の成長を見せるなどでさらに株価上昇することもあるが、ひとたび成長が伸び悩んでしまえば逆に株価の大きな暴落を招くこともあり得るということを頭に入れとかないといけない。

買い時と売り時

買い時は特にこれといったアドバイスはない。

売り時は株購入時に自分で立てた目標株価で売るのがベストな選択ではあるが、あまりにもすごい急成長をしている場合はしばらく様子を見るのも一つの手である。逆に成長の途中で鈍化がみられた場合は早いうちに損切りをするのがいいだろう。

まとめ

成長株は株を経験した人ならば興味をもったこともあると思うが、基本的には長期にわたる投資なので、すぐに利益が出ることは期待できない。

また、成長する見込みのある株を素人が探すのは難しく、成長するといわれている株がネットに出回っているということは既に成長しきっている可能性が高いので初心者にはおすすめできない。自分で自信をもって成長が見込まれる銘柄を探すことができるようになるまで経験を積むことをおすすめする。

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