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「米国がくしゃみをすると日本は風邪を引く」は本当か?日米相関関係

くしゃみ

こんにちは、経済学修士号を取得後、株価推定の事業・研究を行っているT.Tです。宜しくお願いします。

「アメリカがくしゃみをすると日本は風邪を引く」という言葉がよく言われた時期がありましたが、それはどの程度正しいでしょうか。もし、日常的に成立しているとすれば、その関係を利用した投資戦略も有効かもしれません。

そこで本稿では、ダウ平均株価とTOPIXの相関関係を見た上で、それを利用した仮想的な投資戦略を示し、そこから日本市場の株価は米国株価の負の影響を受けやすい傾向にある事を示します。最後に、なぜ相関するか、これからも相関し続けるかという事も考えてみたいと思います。

【参考】

世界経済の成長に投資する〜富裕層ならではのグローバルマクロ投資とは?〜
債券、配当狙いの株式投資、マンション経営〜富裕層の資産運用の本質とは何か?〜
個人投資家に勧誘が来る新規公開株があまり儲からないワケ
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◉この格言(?)について


「アメリカがくしゃみをすると日本は風邪を引く」、場合によっては「アメリカが風邪を引くと日本は肺炎になる」とも言われる事があります。日米の政治経済が強い関係にあるが故、アメリカが不況や株価暴落などに見舞われると、日本はそれ以上の影響を受ける事を揶揄する言葉です。

最近は、昔ほどは言われなくなったと思いますが、リーマンショック時にはチラホラと同じ言い回しを見ましたし、もっと遡ればブラックマンデー等、米国株の大暴落の後に使われている事が多いでしょう。

それでは、この関係は大暴落といった特殊ケースだけでなく、一般的に成立している事なのでしょうか。

 

◉ダウ平均株価とTOPIXの相関関係


以下の図1・2は、2000年以降のダウ平均株価とTOPIXの推移を示しています。2009年頃までは特に高く相関しているように見え、それ以降は指数のトレンドこそ違いますが、細かく見ると同様の動きをしています。実際に相関係数(-1から1までの幅で判断)を計算すると0.695であり、極めて高い相関とは言えませんが、比較的高く相関をしていると言えましょう。

また、2000年代初頭のITバブルの崩壊局面や2007年以降のリーマンショックによる影響を特に大きく受けているので、このあたりは一般的に言われる「アメリカがくしゃみをすると日本は風邪を引く」の実例になるでしょう。

くしゃみ1

図1:TOPIXとダウ平均株価の終値の推移(2000年以降)

出典:Yahoo! Financeより筆者作成
注:左軸がダウ平均株価(ドル)、右軸がTOPIX(ポイント)

さて、アメリカがくしゃみをした時(アメリカの株価が下がった時)に、日本が風邪を引く(日本の株価が大きく下がる)といった傾向があったとすれば、それを利用した投資戦略が有効かもしれません。 

米国市場が引けてからTOPIXのETFを買う投資戦略>>

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