クラウドの雄は米国のオーデスク・日本のクラウドワークス
一番左のクラウドソーシングというのは、自分の会社にない才能、ない人間などを世界中から募集する。私はこれ最初に気がついたのは、オーデスクという会社です。アメリカの。IBMを出て、設立2年後で彼らの会社に行きまして「いや〜(オーデスクに)投資したいなあ」と「この会社すげぇなあと」そう思ったんですね。なんと、もう2年で既に収益が出ているので、投資はいりませんと、このまま上場できますと言われちゃったんですね。今では巨大な、クラウドソーシングトップの会社になっていますね。
日本では、この前私のところのアタッカーズビジネススクールを出た吉田浩一郎くんが、クラウドワークス、2014年12月11日に上場しました。先ほどここにきた元榮くんも、うちのアタッカーズビジネススクールに出ているんですけれどもね、12月11日と12日と、ふたりとも卒業生ですけれども、2日間連続でもってABSの卒業生が上場しました。
クラウドソーシングというのは、これも小さな会社でも、自分の会社でそんな優秀な人がいなくても、こんな人募集しているというと世界中から殺到しますよ。世の中っていうのはですね、仕事が無い、能力があるという人があふれているんです。あるいは、日本ではできないようなパンフレットを日本語で作りました、そのパンフを英語にしたい、インドネシア語にしたい、ロシア語にしたいといったときに、オーデスクを使ってやってみてください、殺到します。
しかも、日本のエージェントを呼んでやらせるやつの1/10くらいの値段で、数日でやっちゃいますよ。私は自分のパワポを英語でプレゼンテーションするときに、オーデスク使ってやっています。信じられないスピードでやってくれます。しかも、それらの人っていうのは、吉田くんところと同じですよ。要するに、世界中には、日本人の女性で、能力があって、海外に住んでいて、暇な人がいっぱいいるんです。わかります?日本の出向社員の奥さんなんです。この人達は、大学時代は旦那よりできた人ですよ、多分。
そういう人が旦那の仕事でもって家でじっと待っているんですから。クラウドワークスにいくのは当たり前じゃないですか。オーデスクなんていっぱいいます。だからコンピュータソフトの開発なんていったら、旧ロシア系の国が強いし。それから、ハッカー系の多いフィリピン、これもいいですよね。そういう意味では、安くて、能力がある。
それからここに書いてある『インセンティブ』なんていうのはR&Dです。もともとイーライリリーのイヤホンの研究開発でもってスタートしているんですけれども、今では色んな開発研究、ここに登録している人にお願いすると。皆さんの会社の研究開発よりもこっちの方がいいですよ。保証します。サラリーマンに研究開発無理っていうくらい、こういうところにやるか、逆にここを使って2ちゃんねるで開発してみると。そうすると競争させると会社の人がピンとくるじゃないですか。こういう時代になっているんですね。
クラウドコンピューティング、これはですね、基本的に要するに雲ということですけれども、コンピューターも設計する人っていうのは、こっから先はインターネットよっていう時に雲の形を書くじゃないですか。だからここから先はインターネットよっていうのがクラウドになるんですよね。
こっちの方は、日本語でいうと同じクラウドです。しかし、クラウドの「ラ」をLで綴りますよね。日本人の苦手な、クラウドですよ。雲の先はどのくらいすごいストラクチャーになっているかということが重要なんですけれども、とりあえず向こうの世界、こういうような話なんですね。
これはですね、今までのように自分のところにコンピュータを買うとか、サーバーをおいてとか、そういう時代じゃなくなって、向こう側でもって、借りたい時だけ、使いたい時だけ使わせてもらう、使いたい量を、こういう話ですね。これは、みんながいうところのスケールアップで、こんなときもこんなときもこんなときも、どんどんどんどん拡大していってもいいよと。だから多くのところは今日ソリューションを持っています。ですから、ソリューションそのものを落っことしていくことができると。
この3つを使い切るということとなると、カネが無くても、中小企業でも、あるいは個人でも、会社をスタートして急成長できると。こういうことですよね。
つまり、私は21世紀の経営の3つの点と、