利上げ前後の変化に注目
利上げまでは、住宅市場は回復し続けていくと考えられる。NAHB住宅市場指数の「今後6か月の販売見通し」は2年5カ月50越えを持続するなど良好。この見通し通りに住宅着工が増えることで、家具や建設資材など関連業界が潤い、それらの企業業績が上向いて雇用と賃金も伸び、それにより住宅市場はさらに拡大する、という好循環が生まれる。それが株価にも反映されていくだろう。
だが利上げすると、個人消費や設備投資はさらに下押しされ、企業収益は悪化し、雇用と賃金も遅れて落ち始め、住宅市場の縮小につながりかねない。
利上げで住宅ローン金利も上昇し始めれば、一層住宅購入にマイナスとなるだろう。そうすると、裾野の広い住宅業界は関連産業の業績が下方修正され、雇用や賃金が減り始め、住宅購入が抑制されかねない。その過程で株価も下落していく恐れがある。利上げ前後で住宅市場の動向がいかに変化するのか、注目が必要だ。(ZUU online 編集部)
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