成功者の言葉
投資家に限った話ではないが、成功者には言葉を大切に考えている人が多い。スピリチュアルな話ではなく、言語が思考のベースになり、またそれを人に伝える手段になるからだ。
そして、成功した伝説の投資家はたいてい金言を残している。本人たちにとってはさりげなく一言だったのかもしれないが、世界中の投資家たちに多大な影響を与えていることは間違いない。
今回【第5回】では、伝説の投資家たちの金言を紹介する。
上昇相場で株式投資を始めるきっかけにしたい金言
日経平均株価の話題がニュースで取り上げられていても、投資をしていない人には他人事に感じるかもしれない。だが、次の格言が投資に踏み切れない人の背中を押してくれるはずだ。
1.“誰もが株式市場を理解する知力を持っている。小学5年生までの算数をやり遂げていれば、あなたにも絶対できる”(ピーター・リンチ)
2.“ほとんどの人は、株式投資よりも電子レンジを買うことのほうに、より多くの時間をかけるのである”(ピーター・リンチ)
最初の言葉は、投資を始める一歩を踏み出す勇気を与えられる。2つ目は投資に踏み出さないことを皮肉っている。
次の、「ウォール街のグレートベア」の異名を持つジェシー・リバモアの言葉は、ただ単に上昇相場に乗せられるのではなく、冷静に状況を見極める必要がある時に判断を正してくれる。
3.“株というものは、買い始めるのに高すぎるということはないし、売り始めるのに安すぎるということはない。しかし、最初の建玉で利益があがらないかぎりは、続けての建玉は手控えるべきだ。よく状況を見極めて待つことだ“(ジェシー・リバモア)