出光興産 <5019> と住友商事 <8053> は8月12日、ベトナム南西の海上で海底油田の権益を確保したことを明らかにした。ホーチミン市の南西に位置する海底鉱区で、独立行政法人石油天然ガス・金属鉱物資源機構(JOGMEC)も同探鉱事業に出資する構えだ。

今回、両社が取得した探鉱プロジェクトは、「ベトナム南西海上39・40/02鉱区。南シナ海海域に位置し、中国政府による暗礁埋め立てと滑走路の建設が問題となっている南沙諸島(スプラトリー諸島)とも比較的に近い距離に位置している地域での探鉱だ。

また、同プロジェクトの鉱区は、面積1万1620キロ平方メートルの領域で、推進50メートルから60メートル。権益の比率は出光興産が75%、住友商事が25%を保有する。

最初の探鉱期間としては、両社は2015年8月から2018年7月までの3年間を想定。同プロジェクトは地震探鉱と試掘1坑を行う見通しで、「JOGMECの知見活用型海外地質構造調査事業の結果取得に至り、今後両社が負担する探鉱事業費のそれぞれ50%を上限に出資を受ける予定」だとしている。(ZUU online 編集部)

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