投資で重要なのはリスクとリターンのバランスだ。特に初めての投資では、リターンの多さも大切だが、リスクを抑えることがより重要だ。初心者のうちは、投資価値のある商品かどうかを判断することに慣れていない。そのため、ハイリスク・ハイリターンの商品に手を出すと、わけも分からぬまま損失だけが膨らむ可能性がある。

そこで、まずは、“個人向け国債”という、投資商品の中でも最もリスクが低いとされるものから投資を始めてみてはどうだろうか。

個人向け社債

(写真=PIXTA)

目次

  1. 個人向け国債とは
  2. 個人向け国債と日本国債の違い
  3. 個人向け国債のラインナップ
  4. 個人向け国債のデメリット
  5. 個人向け国債を買うなら?
  6. 個人向け社債という手も
  7. 実際に株式投資を始めてみる

個人向け国債とは

個人向け国債とは、個人投資家が買いやすいように、投資単位が小さくなっている 日本国債 だ。国が発行する債券なので、信用リスク(元本が返ってこないリスク)は小さい。ローリスクの投資商品の代表例であり、投資の初心者でも安心して購入しやすい。

また、個人向け国債は売り出し価格が額面価格と同じであることから、どの程度の利回りになるのかを簡単に把握できる。また、購入の際に手数料がかからないことから、コスト面でもありがたい商品だ。毎月発行されており、購入しやすい点もメリットの一つだ。

個人向け国債と日本国債の違い

国債は、個人向け国債のほかに日本国債がある。では、これらはどのように異なっているのだろうか。

まず、最低購入単位が異なる。日本国債は5万円単位で購入するのに対して、個人向け国債は1万円単位で購入が可能だ。したがって、少額の購入をしたい場合には、個人向け国債のほうが希望の購入金額に近い数量を購入しやすい。

また、個人向け国債は発行後1年が経過すれば、中途換金しても元本割れしないのに対して、日本国債は満期到来前に売却すると市場の時価での売却となることから、元本割れする可能性がある。

さらに、個人向け国債では変動金利と固定金利の両方のものがあるのに対して、日本国債はすべて固定金利となっている。今後、金利が上昇すると考えている場合には、日本国債では変動金利のものがなく、リターンが最大限得られない可能性がある。

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個人向け国債のラインナップ

個人向け国債は、購入時の金利が変わらない固定金利のものと金利が変動する変動金利のものにわけられる。3種類ある個人向け国債のうち、2つは固定金利で1つが変動金利だ。

【固定金利】

まず、最も期間が短いのが3年固定だ。2015年8月募集、9月発行の3年固定個人向け国債(第63回)は、金利が0.05%(税引前)である。3年固定の金利は、募集開始日の2営業日前の3年固定利付国債の想定利回りから0.03%を引いて算出される。この方法だと金利が低くなりすぎる可能性があるため、最低金利を0.05%に定めている。現在は低金利状態であり、この最低金利が適用されている。

固定金利のうち、より期間が長いのが5年固定だ。2015年8月募集の5年固定個人向け国債(第53回債)の金利は0.05%(税引前)だ。5年固定も、3年固定と同様に、最低金利の0.05%となっている。

【変動金利】

個人向け国債のうち、変動金利のものは10年満期だ。半年ごとに金利が見直される。金利は、直近に行われた10年固定利付債(日本国債)の平均落札価格をもとに計算される基準金利に、0.66をかけて決まる。2015年8月募集の10年変動個人向け国債(第65回債)の初回金利は0.26%(税引前)となっている。10年変動にも、3年固定や5年固定と同様に最低金利0.05%の保証があるが、第65回債には、最低金利保証は適用されていない。

個人向け国債のデメリット

個人向け国債のデメリットとしては、日本国債と比べて金利が低い点が指摘できる。小口で購入できたり、元本割れのリスクがない分、低利で発行されているといえる。つまり、ローリスクな分だけ、リターンも少なめに設定されている。

個人向け国債を買うなら?

個人向け国債は、どこで購入しても手数料が発生しない。したがって、キャンペーンでキャッシュバックを行ってくれる証券会社などで購入するのがお得だ。

積極的なキャッシュバックキャンペーンが期待できる証券会社として、 SBI証券が挙げられる。2015年8月募集の個人向け国債については、50万円以上の購入で1000円のキャッシュバックキャンペーンを実施している。より多くの個人向け国債を購入すれば、さらに多くのキャッシュバックを受けられるようになっていく。また、SBI証券は日本最大手の証券会社なので、初心者でも安心して利用できる。

SBI証券で個人向け国債を買うなら、口座を開設する必要がある。SBI証券の口座開設は、簡単な4ステップで完了する。

まず、オンラインで口座開設申し込みフォームに必要事項を入力する。次に、申込受付完了画面に表示されるユーザーネームとログインパスワードを入力し、ログイン後、お客様情報を登録する。その後、申し込みから1~2日後に、登録した情報をもとに送られてくる必要書類を受け取る。受け取った書類の必要箇所を記入し、本人確認書類とともに返送すれば、口座開設が完了だ。

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個人向け社債という手も

個人向け国債はリスクが低い分、どうしてもリターンも少なくなってしまう。少しリスクが高くなっても良いから、さらに利益を出したいと考える人は、個人向け社債を購入してみてはどうだろうか。

個人向け社債はさまざまな会社が発行しているが、そのなかでもオススメなのが SBI債 マネックス債 だ。

SBI債は満期が約1年と短いことから、債務不履行となるリスクが低いといえる。また、円建で発行されるので、為替レートの影響を直接受けずに済む。さらに、利率も1%を超えており、リターンを増やす観点からも魅力の大きい債券だ。

マネックス債は、SBI債よりも少額から投資できる点がメリットだ。SBI債だと個人向け国債の購入単位よりも大きい10万円からしか購入できないが、マネックス債は個人向け債権と同じ1万円単位での購入が可能だ。そのため、個人向け国債の購入を検討したものの、金利に満足できないという人は、マネックス債の購入を検討してみても良いだろう。マネックス債もSBI債と同様に円建で発行されるので、為替変動リスクがない点も安心だ。

投資をする際は、リスクとリターンのバランスをうまく調整する必要がある。個人向け国債や、SBI債、マネックス債といった個人向け社債を少額で購入すれば、リスクを抑えながらも、定期預金より多くのリターンを得ることができる。定期預金の金利に不満があるなら、債券の購入を検討してみてはどうだろうか。

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