AI・ロボット (写真=ZUU online編集部)

9月に東京で開催されたウェアラブル技術に関する講演やディスカッション、最新技術のデモンストレーションが行われる「Wearable Tech Expo in Tokyo 2015」。イベント2日目には、SNSファウンダー・堀江貴文氏(元ライブドア社長)と脳科学者の中野信子氏、さらにはソフトバンクの人型ロボット・ペッパーを開発したロボット開発者の林要氏らで行うパネルディスカッションが実施されており、2回にわたって ( 第1回 第2回 ) 、パネル討論の内容を紹介してきた。

第3弾となる今回は、人間に組み込まれた「教育現場ではいじめが起こりがちな現実」や「現代の義務教育の限界」にも議論がおよんだ、最終版をお届けする。前回は、集団を維持するために、フリーライダーのコミュニティからの排除を快感だと認識するメカニズムが人間には組み込まれていることや、現代ではすでに人々の密集する集団に住まなくてもよい時代になりつつあるという点まで言及した。

まずは、その議論をもとに、堀江氏が展開した義務教育の問題点を指摘から紹介しはじめる。以下がパネル討論の最終盤だ。

「当たり前」だけど不自然な日本の義務教育

堀江貴文: (現在ではすでに)集団で生きなくてもよくなってきましたよね。自分が結構好きなひとたちだけでも生きられます。だから「小学校はなくせばいいのに」ってずっと言っています。 どう考えても異常ですよ。 義務教育、あるいは小学校とかは、いじめの温床にもなっていますよね。小学校では1年生から6年生まで、ほとんど変わらない同い年の人達だけと、人生の半分くらいを一緒に過ごすわけです。あれはどう考えても不自然です。
なぜ(現代の教育システムが)ああなっているのかというと、国民国家の成り立ちがそうだからですよ。同期の人達と極限の環境の中でずっと一緒にいなくてはいけないから、集団を大事にする教育をしなくてはいけないし、日本という国を意識しなければいけないから、そうなっているだけです。今は、そんなことを意識する必要ないから、いらないですね。

湯川鶴章: それでは、どのような教育を通じて、どのような価値観を身に着けていくべきなんでしょうか?AIが出てきて、それとうまく社会変化の中で幸せに生きていくかというような……