例えば、マネーフォワードがB2Bの決済ソリューションとして、クレジットカード決済を活用したサービスの提供を開始することを10月1日に公表。クラウド会計システムやクラウド請求書発行サービスの提供に続いて、実際の決済まで含めたサービスとなる環境を整備し、同社がクラウド会計システムでさらなる一歩を踏み出したことになりそうだ。

マネーフォワード・辻社長 (写真=ZUU online編集部)

同サービスの、大きな特徴の一つが「MFクラウド請求書」のユーザー向けの「早期入金オプション」だ。クラウド会計システムを提供するマネーフォワードと、GMOペイメントゲートウェイ < 3769 > とクレディセゾンが決済システムで連携することで実現される選択オプションの一つということになりそうだ。

従来の銀行決済では、請求書の発行から入金までのタイムラグがあったが、マネーフォワードの事業決済サービスを利用すれば、請求書発行から決済処理の間にあったタイムラグを縮められるというメリットがある。特に、中小企業にとっては、同サービスを活用することで、支払サイクルの短縮や売上の入金早期化を図ることができ、キャッシュフローを改善する役割も果たせそうだ。


対抗馬は米有名ベンチャーか?Square も普及を後押し

米国発の決済ベンチャーである「Square」も日本国内での展開を加速させており、さまざまな消費者向けビジネスで活用される決済手法としても、普及が進みつつある。事業決済の円滑化を実現するプラットフォームとして存在感を示しだしてきており、日本発オープンに際して多勢がつめかけて話題になったブルーボトルコーヒーでも活用されているとのことだ。