1985年度末の生命保険会社・・・28社

◆日本、第一、住友、明治、朝日、三井、安田、太陽、千代田、東邦、協栄、第百、富国、大同、日本団体、東京、日産、平和、大和、大正、西武オールステート、INA、ソニープルデンシャル、アリコジャパン、アフラック、コンバインド、ユナイテッドオブオマハ、ナショナルライフ

1985年前後は、会社数の変化はない。国内社23社、支店形態で日本に進出している外国社5社の計28社という状況が、しばらく続いている時代があった。その後エクイタブル、プルデンシャル、アクサといった、外国生命保険会社が参入してくる。

1996年には、抜本的に改正された新保険業法が4月から施行され、生損保の相互参入が実現した。損保系の生保子会社11社が一気に加わり、同時に欧州系2社も新規参入したこともあって、会社数は大幅に増加した。

しかし、1997年から2000年にかけて、資産運用環境の悪化を主要因として、従来よりあった国内会社数社が破綻したため、国内勢は減少したが、一方で外資系も加わってきて、「形式上」生命保険会社の数がもっとも多かったのは2000年度の49社ということのようだ。形式上といったのは破綻した会社であっても、新契約業績など、年度途中まではなんらかの業績がある、ということだ。

その後、損保再編のあおりで生保子会社の合併などによる減少、引き続き外資系の参入により、増減はあるものの、40社程度で推移して現在に至る。もっとも、会社数でなく会社規模でいえば、2007年度に、郵政民営化の流れの中で、かんぽ生命が生命保険協会に加盟して、統計上民間生命保険会社として載ってきたのが大きい。


2014年度末の生命保険会社・・・42社

◆かんぽ、日本、第一、明治安田、住友、ジブラルタ、アフラック、メットライフ、三井、ソニー、太陽、東京海上日動あんしん、アクサ、富国、大同、朝日、第一フロンティア、三井住友海上プライマリー、プルデンシャル、アイエヌジー、三井住友海上あいおい、損保ジャパン日本興亜ひまわり、マスミューチャル、マニュライフ、フコクしんらい、ハートフォード、T&Dフィナンシャル、オリックス、AIG富士、ソニーライフ・エイゴン、プルデンシャルジブラルタファイナンシャル、アリアンツ、クレディアグリゴル、ピーシーエー、メディケア、カーディフ、楽天、みどり、ライフネット、チューリヒ、アクサダイレクト、ネオファースト

以下、会社数の変遷に関して気になることをいくつか挙げておく。