中国人,金色
(写真=Thinkstock/Getty Images)

小林製薬 <4967> は、「熱さまシート」の金色パッケージ版のテスト販売をおこなっている。大阪心斎橋のドラッグストアー17店舗限定で、明らかに爆買い中国人客を意識している。これに対し中国人ネットユーザーは、さまざまな反応を寄せており、彼らのツボを刺激したのは間違いなさそうだ。以下では、中国人と金色の関係について考えていく。


iPhoneにおける売れ筋カラーから始まった金色談義

2013年9月ごろ、IPhone5S、5Sプラスの発売当初、中国では金色ばかり売れたことが話題になった。日本でも紹介されたその理由とは、概ねメンツに関わるものだ。成り上がり(土豪金)と見られても、見栄えを優先させるその心象を揶揄していた。これに関してネット上で、“中国人はなぜ金色を好むか?”について意見が交わされた。いくつか拾ってみよう。

■金色は中国人が偏愛する色である
金色は五行思想の中心として古代から貴ばれていた。万物は、木、火、土、金、水、の五つの元素から成り、それぞれ、青、紅、黄、白、黒と色が配される。

金色はすなわち黄色で、五行の中央に位置し、農業立国としての中国の土地尊崇を表す。転じて土地と水利を統括する皇帝の権力を象徴する尊貴な色となった。

■金色は高貴、奢侈、富貴な地位を代表し、象徴する色である
金色は農耕文化の烙印であり、豊富な衣食、安楽な生活を表す色である。などである。また中国では先祖を祭るために黄色い薄紙(焼紙)を燃やす。

旧正月にはそこかしこでこの光景が見られる。これは故人が天で使う貨幣の意味を持つ。つまり送金をしているわけでいかにも中国人らしい。家庭用祭壇も黄金色だ。さらに儀式で使う礼砲や、竜なども黄金色に輝いている。