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転職
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転職希望者は何をすればよいか

注目の採用手法「リファーラルリクルーティング」とは

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(写真=PIXTA)

「リファーラルリクルーティング」という言葉を聞いたことがあるだろうか。ここ数年で注目されている企業の人材採用手法の一つである。referralは「紹介、推薦」といった意味で、自社の社員から紹介を受けたり、社外の人脈を通じて人を推薦してもらったりして採用する手法だ。

採用企業にとってのメリット

従来のように採用企業が求人サイトを利用する場合は、求人広告の掲載料として数十万円~百数十万円かかる。その上、書類選考・面接にかかる人的コストや限られた掲載期間中に応募が来ないリスクもある。人材紹介会社を利用する場合は、転職希望者と企業の間にエージェントが入るため選考プロセスの時間的・人的コストはある程度削減できるが、採用した人の年収の3割程度を手数料として支払うことになる。

リファーラルリクルーティングの場合は、求人サイトや人材紹介会社などを介さず個人同士のつながりをたどって人を探すため、候補者がどんな人であるかを事前によく理解した上で、精度の高いマッチングが図れるため、無駄な面接をする手間が省ける。また間に自社のことをよく理解した社員や推薦者が介在することで、信頼性も確保できるのが企業にとってのメリットだ。入社後の定着率が高くなることも期待できる。

SNSの普及で日本の企業でも広がる兆し

米国において、リファーラルリクルーティングは過去10年を見ても企業の最も主要な採用手法だ。米国Jobvite社が発表した『2015 Recruiter Nation Survey』によれば、最も多く78%の企業が「Referral」経由で人材を採用している。「Internet job boards」(求人サイト)は37%と低い。

この数字については、本来の米国のビジネス文化・人材採用の歴史に拠る部分も大きいため日本と単純比較はできない。しかし日本でもFacebookなどのSNSが普及を背景に、企業の採用担当者はこのリファーラル採用に関心を高めつつある。社員紹介の制度を整え、最終的に入社に至った人を紹介した社員にインセンティブを出す企業も見られるようになってきた。こうした動きを受けて2015年後半頃から、社員による紹介を仕組み化し、採用プロセスを管理しやすくするサービスを採用企業に対して提供する大手人材サービス企業も出てきた。

「いつかは転職」と思っている人は何をすべきか

今転職するつもりはなくても、いつかは転職をするかもしれない、そう考えている方であれば、こうした企業側の採用の動きに対して備えておけることはいくつかある。ここでは、転職をする可能性がある個人側ができることを紹介していこう。

人脈・ネットワークをメンテナンスする

SNSの普及は、人とのつながりを維持し、お互いが仕事やプライベートで何をしているかを見えやすくした。年賀状を送り合う程度のつながりしかなかった学生時代の友人とFacebookでつながったというようなことは、心当たりがある人も多いのではないか。

自身の仕事についても機密情報に当たる内容はSNSで書けないし、SNS利用に関するガイドラインを設けて社員が職務に関する発信をしないよう推奨する企業もある。そんな場合でも、SNSでつながり直したことをきっかけに、じかに会って十数年来の旧交を温めたり、メールやメッセンジャーなどで頻繁にやりとりするようになることもあるだろう。SNSを使うかどうかにかかわらず、人とのつながりを大切にすることが、自分のキャリアにプラスをもたらす可能性があると考えておくべきだ。

自分が今何をし、何に興味を持っているかを社外で発信する

クローズドなSNSで、あるいはじかに人に会って、自身の仕事や私的な関心事について発信しておくと、何かの時に「あいつは○○に興味があると言っていたな…」と思い出してもらいやすくなる。また可能であれば、ブログや個人サイトで特定のテーマに関する情報発信ができていると、同じ関心を持つ人との人脈ができるかもしれないし、ヘッドハンターや企業の採用担当者の目に止まる可能性も出てくる。

リアルイベントへの参加も有効だ。例えば、エンジニアなら技術に関する勉強会や、エンジニア以外でも特定の業界やテーマのセミナーなどは数多くある。同じことに関心を持つ人と接点をつくり、そこで自分の関心のある領域や実績について発信しておくとよいだろう。

人脈がキャリアのセーフティーネットにもなる

あてどない取り組みに思えるかもしれないが、いますぐ明確に転職したいのなら、企業に応募したり、人材紹介会社に登録したりすればいい。

ビジネスの変化が激しい今、より面白い仕事ができる機会、条件のよい環境で働けるチャンスがいつどこに生まれるか分からない。それに、名のある大手企業にいる人ですら業績悪化や事業再編などで転職を余儀なくされる可能性がゼロとは言えない。先に述べた二つを実践しておくことは、いざという時のセーフティーネットにもなり得る。

人材を採用したい企業は、従来の手法、「求人サイトに広告を出して応募を待つ」「人材紹介会社から推薦されるのを待つ」だけではリーチできなかった層まで対象にしていい人材を採用したいからこそ、今、リファーラルリクルーティングに注目している。そこに名乗りを上げておくことが、働く個人にとっては重要だということだ。(ZUU online 編集部)

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