Gooleがモバイル決済アプリ「Hands Free」のテストをマクドナルドやピザチェーン店などカリフォルニアの小売店で行っている。携帯電話やカードを取り出す手間もなく、「Googleで支払います」という一声だけで決済が完了するという究極の簡単決済アプリだ。

加盟店を自動検索 アプリ起動の手間いらず

Hands FreeはBluetooth 4.0やWi-Fiを利用することで自動的に加盟店を検索し、決済機能を立ち上げてくれる。わざわざアプリを起動さす手間暇も省ける。AndroidスマートフォンとiPhoneともに対応している。

支払いの際には声帯認証に加え、レジ係や店内に設置された自動認証カメラによって、事前に登録された写真とイニシャルで本人確認が行われる。セキュリティーの強化を図ると同時にさらなる決済プロセスの簡潔化も目指している。

便利性の追求もさることながら、カード情報の入力など不正利用の原因となるプロセスを省略し、悪用被害を未然に防げるという点もウリだろう。

2011年にSquareからリリースされた同様のアプリの需要が伸びず、わずか2年で市場から姿を消している。このことから、Googleの新アプリの普及に対しても一部で懸念を示す声があがっているが、Google payが好調なだけに期待が高まる。

一方で、どれほどテクノロジーが発達し多様多彩な決済方い。次々と新たな商品を世間に送りだす開発メーカー側の供給に消費者側の需要が追いついていない――との調査結果も多数見られる。( FinTech online編集部

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