「半期や年度が終わった!」
「プロジェクトが成功した!」

仕事がひと段落したり、成果が出たりしたタイミングで、自分へのご褒美を購入したことがある人も多いでしょう。この「自分へのご褒美」には、どのようなものが選ばれているのでしょうか?

今回は、自分へのご褒美を購入する資金の相場や資金の準備方法について紹介します。

自分へのご褒美を購入した経験がある人は?

自分へのご褒美
(画像=PIXTA)

2019年11~12月に株式会社ジャストシステムが運営するMarketing Research Campが行った「商品購入やサービス利用の金額に関する実態調査」によると、「自分へのご褒美を購入したことがある」と回答した人は78.4%でした。年齢別の割合は以下のようになっています。

・20代:88.0%
・30代:86.0%
・40代:76.0%
・50代:73.0%
・60代:69.0%

行動範囲が広い若い世代のほうが高い傾向にあります。これは、街中でさまざまな広告などを目にする機会が多い点も影響しているかもしれません。目にすることで欲しいという欲求がわき、それが「自分へのご褒美購入」へと結びつくと考えられます。

では、自分へのご褒美として自身のお金で購入した商品やサービスの最高額はどのくらいなのでしょうか。こちらも同調査の結果を確認してみましょう。

・1万円未満:11.8%
・5万~10万円未満:11.4%
・1万~3万円未満:11.2%

意外と少ない金額……と感じる人もいるのではないでしょうか。しかし自分へのご褒美は1回のみとは限りません。少しぜいたくな外食やエステを数カ月ごとにするというように、定期的に出費をしている場合もあるでしょう。その場合、年間で考えるとかなりの金額になるでしょう。そこで大切なのが「ご褒美資金」をどうやって準備するかです。

自分へのご褒美資金をどうやって準備する?

自分へのご褒美資金の準備には「目的別預金」を使ってみることも方法の一つです。目的別預金では、今までの給与振込口座や定期預金口座とは別に口座を準備して、積立方式でお金を貯めていきます。購入したい商品やサービスがある程度決まっていれば、それに合わせて毎月の預金額の目安も見えてくるのではないでしょうか。

目的別預金をする場合は、毎月余ったお金を貯めていくのではなく、給与が入ったらすぐに目的分の積立金を預金に回す「先取り預金」をおすすめします。先取り預金することで「今月はお金を使い過ぎたから積み立ては来月にしよう」ということを防ぎ、毎月の無駄遣いを防止する効果も期待できます。

ただし、目的別預金は「半年後に温泉旅行に行きたい」「1年後にアクセサリーを購入したい」など、お金を使いたい時期と目的が決まっている人に向いている方法です。

では、ご褒美や目的が決まっていない人はどうすればよいのでしょうか。

ご褒美が決まっていない場合の貯蓄の始め方

「自分へのご褒美は欲しいけど、まだ何を購入したいのか決まっていない」という人は、お金を貯めるモチベーションが上がりにくいかもしれません。この場合、ご褒美内容と預金目標額を同時に決定するのも1つの方法です。

例えば、金融機関が提供しているスマートフォンアプリの中には、一度はやってみたい憧れのレジャーや行ってみたいホテルなどを必要な金額付きで紹介しているものもあります。気になるレジャーやホテルがあれば、アプリで提示している金額に合わせて貯めていけばよいのです。

ただ、目的と預金目標額が決まっても、貯める方法が分からないという人もいるかもしれません。その際もアプリが役に立ちます。預金目標額が決まったらアプリ内で目標金額と積み立てのルールを入力すれば、積立預金を簡単に始められます。

金融機関のアプリなら、今持っている口座と連動しているため、思い立ったらすぐに預金がスタートできます。また積み立てのルールは、設定金額を毎月自動で積み立てる「毎月定額積立」や好きなときに好きな金額を積み立てられる「手動積立」などの中から選択可能です。積み立てのルールは1つに絞らず、複数選べる点も非常に便利でしょう。

複数選ぶことで、「ボーナス月だけ積立金額を増額する」といった貯め方もできます。アプリと連動しているため、金融機関の窓口で別口座を作成するよりもスピーディーに積み立てを開始できる点もメリットです。

自分へのご褒美でやる気をアップ!

毎日仕事や家事、育児で疲れていても数カ月後にご褒美が待っていると思えば頑張れるのではないでしょうか。モチベーションアップのためにも、ぜひ自分へのご褒美を準備してみてください。何を準備すればよいのか思いつかない場合、ご褒美を紹介するアプリなどを活用して考えてみるのも方法の一つです。

ただし自分へのご褒美といっても、お金の使い過ぎは禁物です。毎月の積立預金でコツコツと貯めることをおすすめします。アプリを活用しながら、計画を立てて積み立てるとよいでしょう。

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