(写真=Thinkstock/Getty Images)
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目次

  1. 海外のREITにも目を向けてみる
  2. 刑務所REIT  刑務所が部分的に民営化されたことがきっかけ
  3. 無線通信アンテナREIT 日本でも基地局のリースが検討中
  4. 屋外広告板REIT 日本にも野立て看板はあるが
  5. 森林REIT リスク分散の観点から機関投資家が注目
  6. 進化系ならこれ 太陽光発電REIT
  7. 米国でREITを組成する利点

海外のREITにも目を向けてみる

前回までは日本国内のREITに絞って紹介してきたが、今回【第6回】では米国のREITを紹介する。実際に米国のREITに投資することをおすすめしているわけではないが、投資家としての視野を広げるためには知っておいて損はないだろう。

また、米国には日本には存在しない種類のREITも多く、新たな発見が得られる。そこで、日本にはない米国の変わったREITを紹介していく。

刑務所REIT  刑務所が部分的に民営化されたことがきっかけ

REIT大国である米国は変わり種も多いのだが、中でも有名なのが「刑務所REIT」である。1984年テネシー州が刑務所業務を部分的に民営化したことからスタートしたのだが、これは不動産投資信託が刑務所を所有して州などの自治体に賃貸するというものだ。

刑務所の賃貸借契約は期間が10年超で中途解約ができない上、管理費や修繕費も自治体負担というデメリットがあるのだが、一方で常に満員の物件のため、空室率が低いところが魅力の1つであることは皮肉なものだ。現在は2社上場しており、2017年末時点でそれぞれ約100カ所と約80カ所の刑務所を運営している。

日本に目を向けてみると、受刑者数が増えて刑務所の定員がオーバーしているところもあると同時に運営の一部民間委託が進んできていることを考えると、刑務所REITが誕生する日が来るかもしれない?

無線通信アンテナREIT 日本でも基地局のリースが検討中