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日経平均株価に組み入れられている上場企業9割の大株主が日本銀行になっている。その理由は、黒田日銀総裁による追加緩和政策で「ETF(上場投資信託)」と呼ばれる金融商品が爆買いされているからだ。個人投資家からも注目を浴びるようになってきた。
ETFのメリットは「低コスト」と「分散投資」
ETFとは、証券取引所に上場し、株価指数などに代表される指標への連動を目指す投資信託で、「Exchange Traded Funds」の略。ETFの特徴は、なんといっても投資信託と株式の両方のメリットを持っている点だろう。
商品の仕組みは投資信託だが、株と同じように上場しているため、好きなタイミングで売買できる上、売買手数料も株式と同じ。売買手数料や信託報酬などが投資信託と比べて低コストで抑えられる。
初心者にとって「銘柄選び」は株式投資の大きなハードル。その点、投資信託は多数の投資家から小口のお金を集めてひとつの大きな資金として運用するので、さまざまな資産に分散投資ができるメリットがある。
ETFは、インデックス運用という指数に連動したリターンを目指す手法を取っている。例えば、日経225やTOPIXなどの複数の企業の株価から算出された指数に投資をするため、投資信託のように複数の株式に投資するのと同じ効果を得られる。
注意点は売買のタイミングと商品が多くないこと
ETFは好きなタイミングで売り買いができるというメリットを挙げたが、それは同時に売買のタイミングを考えなくてはいけないということだ。株式市場が開いて取引が行われている間は常に値段が動くので、その値動きに目を配る必要がある。
また日本市場に上場している海外に投資できるETFの数はまだ少なく、ETFの大半は海外のもの(海外ETF)である。だが海外ETFは為替リスクがあり、為替コストや取引手数料の負担が大きいことなどハードルは高い。日本市場に上場している海外株式ETFはあるが、為替の変動が株価に組み込まれるため、本国で上場されている商品に比べて値動きが激しくなる。
以上のようなETFの注意点を踏まえて誕生したのが、インヴァスト証券の「トライオートETF」だ。
トライオートETFの魅力1 「自動売買機能」で値動きを常に気にする必要が無い
この自動売買機能とは、細かく自動で売買を繰り返し、小さな利益を積み重ねるサービス。例えば、5口を同じタイミングで買ってしまうと一気に利益が出る可能性があるが、値段が下がって売れなくなった場合、新たな投資もできなくなってしまう。
自動売買機能を使うと、同じ5口の買う場合にも1口ずつ5回に分けて買い付ける。その間の値動きを細かく利益確定することができるため、時間分散の効果も期待できるというわけだ。
トライオートETFの魅力2 為替リスクを抑えることができる
為替リスクを抑えることができる理由は、「差金決済取引」という仕組みに秘密がある。これは、現物取引ではなく「買い」と「売り」で生じた差額で損益を計上するもの。元本はそのままに、損益の部分にだけ為替変動の影響が出る。
通常株式などを売買する場合には、元本と損益を取引ごとに精算する必要があるが、「トライオートETF」はFXなどに使われる差金決済取引を使うことができるため、元本に対する為替リスクを排除している。
為替リスクを恐れずに済むと、一気に投資の選択肢が広がるので、世界中のETFに分散投資をすることができるのが大きな魅力だ。手軽に投資を始めてみたい方から、海外資産の利益を取りに行きたい方まで、一度検討してみてもいいだろう。