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株式市場では一定の周期ごとに注目されるテーマが異なることをご存知だろうか。
例えば、株価の上昇を促す相場として、「金融相場」と「業績相場」といったコトバが使われる。「金融相場」とは、金融緩和を行うことで市場に資金を供給し「金利低下→株高」を演出する相場である。一方の「業績相場」とは、企業の業績のよいものが買われる相場をさす。こうした相場は、その時々の状況により異なる。
2016年の上期相場は「円高」で推移
さて、このように相場はその時その時で注目されるテーマが異なるわけだが、2016年上期を振り返ってみると、個人投資家は円高に悩まされた期間といっても過言ではない。今回の円高は何も日本が震源地というわけではない。理由は様々考えることができるが、大きくいえば「米国の利上げ動向」「中国の経済情勢不安定」「原油価格動向」が影響を与えている側面が強いといえる。
一つ目の米国の利上げ動向であるが、当初よりも利上げの想定が遅れており、利上げの後ずれが「米ドル安円高」を引き起こしている。雇用情勢が着実に改善している状況でなければ利上げは難しいと判断しているようだ。
二つ目は中国経済の成長鈍化懸念だ。経済成長も一時期に比べ低下してきており、こうした動きが新興国や資源国の通貨安を引き起こしている。
三つ目は原油価格動向。産油国と米国のシェールオイルとの価格競争もあり、供給過多が続いている。これが原油価格の引き下げにつながった。
こうした三つの理由から、日本円が買われる現象が起きているのだ。その結果、年初から見れば大きく円高へと触れることになっている。いわゆるリスクオフ(リスク回避)による円買いが見られ、株式市場もリスクオフ時には株式が売られ全体の相場が下落する動きとなっている。
このような円高相場の中で注目したいのが「ディフェンシブ銘柄」である。相場全体は下落傾向にあるといえども、ディフェンシブ銘柄は上昇しているものがある。
ディフェンシブ銘柄は、医薬や電力、ガスなど景気にあまり左右されず相場下落局面でも逆行高が期待されることもある。その中でも、国内事業が中心の企業は、円高により輸入コストが下がることから利益が出るメリットを持つ。
ディフェンシブ銘柄にまとめて投資できる方法とは?
円高や株安時には何か対策方法がないのだろうか。もちろん、自分でディフェンシブ銘柄を探すといった投資方法もあるが、実際にその時々のテーマに合わせて探すのは時間の制約がある人もいるだろう。
そこで注目したいのがディフェンシブ銘柄にまとめて投資できる「デフレ・円高勝ち組バスケット eワラント」だ。
eワラントには価格の連動"モト"が存在しており、モトの変動に基づいて価格が上下する金融商品だ。「デフレ・円高勝ち組バスケット eワラント」の"モト"は、デフレ・円高に耐性があり、逆行高が期待できる10銘柄(以下、バスケット)を厳選したもの。10銘柄にはしまむら、ニトリHD、カカクコムなどが組まれていることもあり、分散投資効果も期待される。
数千円程度の小額から投資することができ、少ない投資金額で大きなリターンを狙えるレバレッジ効果も持つ。レバレッジをかけるためリスクが高くなる点には注意が必要だが、信用取引と違い追証が発生せず、元本のみの損失に限定される点が特徴だ。
円高局面でも利益を狙えるのがディフェンシブ銘柄の特徴
価格上昇により、値上がりが期待できるタイプと、バスケットの価格下落により値上がりが期待できるタイプがある。また、買いだけではなく売りからも入ることができるため、円高でも円安でも、タイプを使い分けることで様々な相場に対処できる。円高の流れが今後も続くとみるのであれば、リスクヘッジ手段や収益獲得の機会として、こうしたeワラントを活用するのもよいだろう。
【協力:eワラント証券】
eワラント(カバードワラント)は、対象原資産である株式・株価指数、預託証券、通貨(リンク債)、コモディティ(リンク債)の価格変動、時間経過(一部の銘柄を除き、一般に時間経過とともに価格が下落する)や為替相場(対象原資産が国外のものの場合)など様々な要因が価格に影響を与えるので、投資元本の保証はなく、投資元本のすべてを失うおそれがあるリスクが高い有価証券です。また、対象原資産に直接投資するよりも、一般に価格変動の割合が大きくなります(ただし、eワラントの価格が極端に低い場合には、対象原資産の値動きにほとんど反応しない場合があります)。さらに、取引時間内であっても取引が停止されることがあります。詳細は、最新の外国証券情報をご参照ください。取引手数料は無料(0円)です。お客様の購入価格と売却価格には価格差(売買スプレッド)があります。商号等/eワラント証券株式会社 金融商品取引業者 関東財務局長(金商)第2526号 加入協会/日本証券業協会