トヨタ自・UBIC等 開発に取り組む国内組

トヨタ自動車 は、今年1月米国にAIを研究・開発する子会社を設立し、20年までの5年間で約10億ドルを投資する計画を立て、自動運転や高齢者の老後の生活の質を高めるロボット開発など幅広く人と協調できるAI技術の開発に取り組む計画を表明しています。

一方、 ソニー はコンピューターが環境に応じて自らが考えて機器やサービスの仕様を示すAIを米ベンチャーのコジタイと共同開発する計画です。ユーザーが全く想定しないような最適解を見つけ出すことを目指しており、「好奇心を持つAI」であるとソニーは説明しています。

他方で、ビッグデータ解析サービスを手掛ける UBIC は、ソフトウェアの不具合検査をする ハーツユナイテッドグループ と共同でAIを使ったネット上の書き込み監視サービスを開発しました。これにより悪意のある書き込みを瞬時で判断し、インターネット上での「炎上」を軽減させることができます。

AIの関連銘柄は、 トヨタ自動車、日立製作所、UBIC、メタップス、ブレインパッド、データセクション、ロックオン

野村総研によると、2030年には日本の労働人口の約49%がAIやロボット等で代替可能になると予測しています。AIが人間の仕事を奪うといったネガティブな話がとかく注目されがちですが、これまで人間の行ってきた雑用が機械に置き換われば生産性が向上し、その結果として社会全体の富が増えることでしょう。

近い将来、日本では少子高齢化を背景にした労働力不足が間違いなく進みます。不足する労働力の補完としてAIが果たす役割は非常に大きく、AIを上手く使いこなすことは日本にとって強力な武器になります。

人工知能の開発は、火や石器の発明、産業革命にも匹敵すると言われ、そして、その能力は、いずれ人間を超えるものと考えられています。しかしながら、私たちは決して人工知能を恐れるのではなく、その危険性と恩恵とを冷静に判断した上で、人工知能が切り開く人類の輝かしい未来に大きな期待をすべきであると思います。

IFA原田茂行氏
【プロフィール】
大和証券、SMBC日興証券、野村証券を経て株式会社アイ・パートナーズフィナンシャルに所属し、IFAとして独立。日本証券アナリスト協会検定会員、囲碁三段。(記事提供: 株主手帳 7月号)

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