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(写真=PIXTA)

欧米人は、日本人よりも歯に対する意識が高いといわれています。「歯が白いと実年齢よりも5歳若く見える」という研究結果もあり、白い歯は印象に大きな影響を与えるといえます。最近、身だしなみを重要視するビジネスマンを中心に歯のホワイトニングに注目が集まっています。ここでは、ホワイトニングのポイントやコツについて紹介します。

ホワイトニングは3種類

ホワイトニングの方法には、大きく分けると以下の3つあります。

● オフィスホワイトニング
オフィスホワイトニングは、歯科医院で歯の表面を掃除した後に高濃度の薬剤を塗り、特殊な光を当てて薬剤の効果を高めます。ハイライト、FAPFホワイトニング、ブライトスマイル、ビヨンドなどさまざまな種類があります。

オフィスホワイトニングは、効果が出るまで歯科医院に平均で3〜6回通います。費用の相場は1本あたり数千円から1万円程度、NASAの科学者が開発した「ブライトホワイト」のように1回あたり7万円という高価なものもあります。一般的に1回の効果が高いホワイトニングほど、料金も高くなる傾向があります。

● ホームホワイトニング
ホームホワイトニングは、歯科医院で販売されているキッドを購入し、自宅でマウスピースの中に薬剤を入れ、装着する方法です。こちらも種類はありますが、安全性を重視しているため、低濃度の薬剤を使用しています。

ホームホワイトニングは、使用する薬剤自体は数千円程度ですが、マウスピースは歯科医院で歯の着色や薬剤の強さによって調整し作成するため、その分料金がかかります。日中用、就寝時に使用するものもあり、トータルで2〜5万円が相場です。初回にマウスピースを作成すれば、継続する際には薬剤のみで使用できます。薬剤の相場は1〜2週間分で5,000円〜1万円です。

● デュアルホワイトニング
デュアルホワイトニングは、オフィス・ホームホワイトニングの両方を行うホワイトニングのことをいいます。併用するため、より効果が出やすいといわれています。

デュアルホワイトニングは、オフィスホワイトニング、ホームホワイトニングの処置を合わせて合計した金額となるため費用はかかりますが、一番早く効果が出やすいため期間は短くすみます。

現在の保険制度では、ホワイトニングは「審美目的」とされるため、保険が適用されません。そのため、同じ施術内容であったとしても歯科医院ごとに独自に設定されているため、異なった料金システムになっています。気になる歯科医院があれば他の医院と比較するなどまず相場から見てみましょう。

薬剤の取り扱い注意点

ホワイトニングに使用される薬剤は刺激もあり、取り扱いには注意が必要です。注意しなければいけないのはホームホワイトニングです。まず、薬剤は使用量を守って注入します。

マウスピースからはみ出してしまった薬剤は、綿棒や脱脂綿等で拭き取ります。1回の使用時間は1時間程度、長くても2時間を限度として、説明書に従って使用してください。これは、規定の時間を超えて長時間装着した場合、歯を傷つけ、知覚過敏の原因になってしまうからです。歯科医院で購入した場合は、歯科医師の説明に従って使用しましょう。

最近では、ホワイトニングの薬剤をインターネットからも購入することができます。しかし、海外の薬剤は、漂白能力が非常に高いものもあり、注意が必要です。また、厚生労働省からはホームホワイトニングは歯科治療と認定されているため、歯科医師によるカウンセリングをおすすめします。

歯のホワイトニングのメリットとデメリット

歯のホワイトニングのメリットは、自分の歯を削ったり、傷めたりすることなく白く美しくできることです。1本あたり十数万円するセラミックなどと比べると低額でできるのは魅力です。

また、ホワイトニングの回数によって白さを調整できるため、他人に気づかれずに白くすることもできます。例えば、ここぞという勝負のとき、お祝いの席など、自分の好きなタイミングで行うことが可能です。

デメリットは、施術の際に薬剤がしみることが挙げられます。また、すべての歯に効果があるわけではない点です。例えば、セラミック、樹脂の詰め物など人工的なものは白くなりません。また、神経がない歯は白くならないことや、時間がかかることもあります。

ホワイトニングの白さは永久的なものではないため、定期的なメンテナンスが必要です。歯の状態によって費用、時間も異なりますので歯科医院で医師に相談してください。 (提供: ヘルスグリッドオンライン

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