「どこまでロボットを信用できるか」が今後の課題

みずほ銀行のロボアド「スマートフォリオ」や人型ロボット「Pepper」などで、日本でもお馴染みとなったロボット金融。

そのほかの産業でも、工場では無人搬送車や双腕型ロボットが、自動車産業では無人自動車が、サービス産業ではコンパニオン型ロボットが出現し、人間の生活を徐々に変え始めている。

二足歩行型は最早常識。現在は宇宙探検ロボットや災害対策ロボットの開発が進められているほか、料理から自然な会話まで可能な家政婦型ロボット「ロメオ」、秘書型ロボット「ホヴィス」など、各国で最新の技術を屈指したロボットが続々と登場している。

各開発メーカーは単なる機械仕掛けのロボットという発想から、「人間に近い感情をもったロボット(ヒューマノイド)」の開発に一歩前進し、ひと昔前ならばSF映画やコミックブックの世界でしか見られなかった光景が、現実で体験できる時代になった。

それと同時に安全性への懸念も持ちあがっており、開発側にとっては今後の重要な課題となりそうだ。

重量のある等身大、あるいはそれ以上の大型ロボットが人間に倒れかかる事故が起きれば、かすり傷程度ではすまないはずだ。

また身体的損傷以外にも、「どこまでロボットを信用できるか」というジレンマもある。特に金融機関のような膨大なデータが飛び交う世界でロボットが暴走すれば、大混乱を招くリスクは避けられない。

コモン銀行・イノベーション・ラボはそうしたリスクも踏まえ、対策を研究していく姿勢を示している。(ZUU online 編集部)

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