(データ提供=エコノミックインデックス) (データ提供= エコノミックインデックス

人工知能の技術を使ったビッグデータ分析サービス「EIセンチメント」を活用し、日経平均株価の変動に影響を与えた市場心理を探る「EIセンチメント + ZUU online サーベイ」。2016年8月第四週のキーワードトップ10を紹介する。

EIセンチメントは、エコノミックインデックスが独自のビッグデータ分析サービスとして提供するもので、日経平均のように日々変動する数値指標に対して、あらかじめ指定したキーワードが同一期間にTwitter上で出現した回数との相関を解析し、数値指標の変動要因を明らかにする。

それではトップ10キーワードと影響力を見てみよう。同社が算出したデータをもとに、ZUU online編集部で「なぜそのキーワードの影響力が高かったのか」を検証してみた。

夏休み消費で取り崩された? 「貯金」がトップ 連動して個人消費の先行き低迷を表す「物価」

順位 キーワード 影響力 出現回数
1 貯金 8.42 5,491
2 コンプライアンス 7.47 318
3 物価 4.06 756
4 子育て 3.91 6,892
5 教育 3.41 14,348
6 労働 2.16 9,267
7 災害 1.87 12,293
8 五輪 1.48 68,144
9 円安 1.47 860
10 ※ 該当なし - -

(データ提供= エコノミックインデックス

下げ基調が続いた8月第四週、主にネット副業やアフィリエイトの文脈で出現することの多い「貯金」が夏休みに取り崩された様子が投稿された。また7月の消費者「物価」指数が5カ月連続でマイナスと発表されたニュースを含め、個人消費の回復に向けた道のりの険しさを表したようだ。

「コンプライアンス」は、Twitter発で問題となったPCデポの解約料騒動が発覚後1週間を経た中で言及された。スマートフォンの端末割賦販売と2年しばりのような問題に対して公正取引委員会が独金法違反の疑いを指摘するなど、改めて消費者保護行政の課題が浮き彫りになった。

リオ「五輪」の閉会式でのTokyo2020のプレゼンテーションが話題となった22日(月)。天気図に同時に3つ現れた台風の一つ・台風9号が朝の通勤時間帯に関東を直撃した。交通機関麻痺によるホワイトカラーの在宅勤務といった「労働」形態や土砂「災害」警戒情報という形となって影響範囲の大きさが表れた。

26日(金)にそろってスコアを上げたのは「子育て」と「教育」。この類似キーワードの一方が浮上した理由は二世タレントによる暴行事件における芸能人の「子育て」問題、もう一方は中高生向け「教育」SNSアプリの運営対応炎上といったゴシップだった。(ZUU online編集部)

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