申告書,個人事業主,確定申告
(写真=PIXTA)

確定申告書類の記載について

これまでで確定申告の概要や流れはすでに説明済みなので、後は各書類の詳細な記述方法がわかれば確定申告できる。厳密な内容は書類を作成する際に改めて確認する必要があるが、この【第6回】では申告書の具体的な記述について解説する。

今回の内容を把握しておけば、いざ申告書を記載する際に混乱せずに済むだろう。

確定申告書、どれを使用すればいい?

申告書には「申告書A」「申告書B」の2種類が存在する。それに加え、「第三表」「第四表」というものも存在し、それぞれ確定申告の内容によって併せて提出することが求められる。

まず、「申告書A」「申告書B」の違いから説明しよう。

一言で言えば、「申告書B」は「申告書A」より、広範囲をカバーしているものだということをまずご理解いただきたい。また、「申告書B」は誰でも使用することができるので、どちらを使用していいかわからない場合は、「申告書B」の必要項目だけ記入するだけでもいい。

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