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(写真=PIXTA)

資産運用の一環としてFXに手を出そうと考えている方も多いのではないだろうか。FXを始めるにあたって、理解しておくべき項目がいくつか存在する。そのうちの1つがこのスプレッドだ。スプレッドとは何か。広さとは。利益とどう関わるのか。スプレッドに関する基本事項について解説していく。


FXのスプレッドとは

スプレッドとは1通貨あたりの売値と買値の差額を指す。例えばあるFX会社で取引をしようとしたとき、米ドル/円という表記と、「BID 105.000」と「ASK 105.003」という2つの数字を見たことがあるのではないだろうか。FXユーザーから見たとき、それぞれBIDが売値、ASKが買値を指す。例では米ドルと円の取引をする際、米ドルを売ると105円で売れる。米ドルを買う場合は105円0.3銭が必要となることを示している。この0.3銭の差がスプレッドである。

スプレッドの価格はFX会社によって異なる。円安円高によって利益を出してもスプレッドの分に関しては固定で計算される。例えば1ドル=100円のときに10万円で1000ドル分買ったとする。後に1ドル=110円になったときに売ると11万円となるため1万円の利益となる。しかしここで仮にスプレッドが1通貨あたり5銭だとすると、1000ドル分の購入時に必要な料金が10万円+50円となる。売却時にはレート通り11万円となるため結果的に50円の損失が発生する。しかし仮にスプレッドが1通貨あたり0.5銭だった場合は5円で済む。したがってできる限りスプレッドの開きが狭い会社を選んだ方が利益を出しやすい。

スプレッドにはもう一つ、各国の国債や金利の差を1%の更に100分の1単位を用いて表記したものを意味する場合がある。これは「bps(Basis Point Spread)」という単位で表されている。FXをやっていく上で頻繁に出るスプレッドは売値と買値の差額を意味する場合がほとんどだろう。だが国債や金利に関する話をしている時に出てくるスプレッドは別の意味を持つ可能性があるのだ。誤解しないように注意が必要である。

FXのスプレッドと手数料の違い

FX会社によって決まった額のスプレッドが存在する。取引において必ず発生するスプレッドは、ユーザーやFX会社にとって実質的な手数料とも言える。実際FX会社はこのスプレッドによって利益を得ている。しかしスプレッドそのものは手数料とは別のものである。業者によってはスプレッドとは別に取引手数料が存在する場合もある。

FX会社は取引における金額を1000通貨や1万通貨で1単位としている。この1単位ごとに手数料が発生する。具体的な料金設定は業者によって様々だが、基本的に手数料は売買に用いる金額の大きさに比例する。例えば1万通貨=1単位とするFX会社Aの手数料が50円だったとする。Aで3万ドルを購入しようとすると、手数料が3単位分=150円発生する。この手数料は売買時に発生するため、購入した3万ドルを売ろうとする場合も同様に手数料が発生する。FXにおいて利益計算をするときは、円高円安といった為替レートやスプレッドだけではなく往復の手数料も考慮しなければならない。

FXにおけるスプレッド以外の比較方法

FXで利益を得ようとするにあたり、どのFX会社を通して取引を行うのかということは重要なポイントである。比較基準としては各FX会社のスプレッドを見て、より狭いスプレッドを採用している会社を選択するというものがある。1通貨あたりのスプレッドは基本的に小額である。しかし大きな金額を運用すればするほどスプレッドも同様に増えていく。利益に直接的に影響する非常に重要な要素である。

スプレッド以外では先述した手数料による比較が挙げられる。1単位あたりの手数料が安いFX会社のほうが良い。大きな金額を運用しようと思うのであれば特に注意すべき点だろう。ヤフー <4689> の子会社であるYJFXのように手数料が無料となっているFX会社を探すのも良いだろう。

1単位の大きさにも注意が必要である。1単位=1000通貨なのか1万通貨なのかという点で取引の大きさは変わってくる。金額が大きくなれば損失の幅も大きくなる。中には1000通貨や1万通貨ではなく、1通貨からの取引も可能であるというFX会社も存在する。なるべく小さな取引から始めてみたいという方は1単位が小さい業者を探してみると良いだろう。

FXで投資する上で、手数料の存在も考えておく

FXのスプレッドとは、各FX会社が設定した売値と買値の差のことを指す。この差が狭ければ狭いほど取引時の損失を抑えることができる。FXによって利益を出そうと考えるのであれば、スプレッドの狭さ以外にも、スプレッドとは別に設定されている手数料の存在にも気をつけなければならない。手数料が無料でスプレッドが狭いFX会社を選択するのが理想だろう。ユーザー個人の状況次第では1単位あたりの設定通貨も重要なポイントとなる。