ふるさと納税、ふるさと納税 期限
(写真=Thinkstock/Getty Images)

日本全国の好きな地域に寄付をするふるさと納税。寄付することで特定の地域を応援することができたり、寄付額に応じて税金控除を受けることができたりと魅力の多い制度である。また、その土地ならではの農産物や畜産物などのお礼品をもらうことができるのも人気の理由の1つといえるだろう。

本稿ではふるさと納税のシステムと期限、どのようにお得なのかを見ていく。


ふるさと納税のシステムをおさらい

まず、ふるさと納税が紹介されているサイトから、地域を選択して寄付を実施する。その後届く寄付金受領証明書を確定申告の際に提出すると、寄付した額から2000円を引いた金額が所得税と住民税から控除される(寄付した金額や年収、などの条件によって自己負担額や税の控除額は変動)。

ふるさと納税の上限額は所得によって異なるが、年間に支払う住民税の約2割を目安とするといいだろう。

確定申告が面倒な人には、2015年4月1日から、5つの自治体までのふるさと納税に限り確定申告を省略できるワンストップ特例制度が利用できるようになった。しかし、ワンストップ特例制度を活用すると控除全額が住民税から減額されるかたちで控除される。住民税と所得税とに分けて控除を受けたい場合は、面倒でも確定申告を行うようにしよう。

ふるさと納税の期限はいつまで?

1年中いつでも寄付することができるが、2017年分として税金控除を受けたい場合は2017年12月31日までに寄付を済ませる必要がある。ただし、12月上旬に申し込みを締め切る自治体もある。あまた、年末にクレジットカード決済をするとクレジットカード上の支払い日(納税日)が翌年になってしまうこともある。

確実に年内に寄付するためには、できれば12月上旬~中旬までには申し込むのが安全だ。

いくら得をするのか

ふるさと納税で受けられる控除の上限は、年内の収入や控除などによって異なる。例えば、給与収入が年間600万円で専業主婦の妻と暮らす男性の場合、ふるさと納税以外に寄付を行っていなければ、年間約6万8000円までなら自己負担は2000円のみで、ふるさと納税によって税金の控除を受けることができる。

この人が6万5000円のふるさと納税をし、寄付金受領証明書を添付して確定申告を行うと、まずはふるさと納税を行った年の所得税について控除を受けることになる。

すでに源泉徴収などで納税していれば還付を受けることになり、だいたい3月から4月の間に所得税控除額約6500円が指定した銀行口座等に振り込まれる。次に、ふるさと納税を行った年の翌年度の住民税から減額され、翌年5月に送付される住民税通知書にはふるさと納税による控除額約5万6700円が差し引かれた金額が記載されることになる。

つまり、寄付した6万5000円のうち、約6万3200円が税金控除分になり、実質の支払い金額は約2000円と計算できるのだ。

この時期のふるさと納税

2017年5月24日時点で「ふるさとチョイス」で紹介されているふるさと納税のお礼品をいくつか紹介する。いずれも数に限りがあるため、気になるお礼品は早めにチェックし、申し込み手続きを完了しよう。

殻付き牡蠣(大分県杵築市)

1万円以上の寄付で、大分県杵築市の守江湾で採れた牡蠣30~40個をお礼品としてもらうことができる。加熱用牡蠣なのでカキフライや牡蠣鍋などにしていただこう。ただし、北海道と沖縄県には配送できないことに注意。

広田湾の殻付かき生食用(岩手県陸前高田市)

生牡蠣ファンには、岩手県陸前高田市の広田湾で採れた殻付き牡蠣はいかがだろうか。1万円~3万円の寄付でもらうことができる。生牡蠣なので受け取る期日を指定できるのもうれしいポイントだ。牡蠣を開けるときに欠かせない軍手や専用ナイフもセットになっている。ただ、期日指定ができないので注意が必要だ。

極厚山形牛ロースポンドステーキ(山形県河北町)

6万円以上の寄付を行うと、厚さ1センチ以上、1枚約450グラムの極厚かつ特大ステーキがなんと3枚も受け取ることができる。バーベキューなどでみんなで食べるもよし、1人1枚たっぷりと食べるのもよしだ。

いちご「紅ほっぺ」(島根県安来市)

日照時間が短い安来ならではの手間と時間をかけた紅ほっぺ。丸いコロンとした形で、甘みと酸みのバランスが絶妙なブランドいちごだ。1万円以上の寄付で4パックを送ってもらうことができる。

長崎銘菓詰め合わせ(長崎県)

古くから外国と交流があるからか、長崎には異国情緒あふれる銘菓がたくさん存在する。その中でも代表的なカステラや、第47回長崎県特産品新作展において最優秀賞を受賞した長崎ふうけいなどのお菓子の詰め合わせを、1万円以上の寄付で受け取ることができるのだ。

税金控除やお礼品を目的としてふるさと納税をするのは本来のふるさと納税の趣旨から外れるかもしれないが、このような魅力によって地方に目を向ける機会が生まれ、寄付によって応援することができるのも事実である。

なかには数週間でお礼品を受け取ることができるものもあるので、ふるさと納税でちょっとグルメなお正月を迎えるのはいかがだろうか。

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