金運上昇,神社
(写真=PIXTA)

正月三が日、特に信心深いというわけではなくても、「新年を迎えるにあたっての心の区切り」ということで初詣にいく方も少なくないだろう。とりわけ投資やビジネスに深く関係を持っていれば、一年間を通じた精神の安定を得るためにも、初詣にはこだわりたいという心理もあながち無視できない。ここでは、関東圏にある「金運上昇」のご利益が期待できそうな神社を紹介していこう。

神田神社 「神田明神」こち亀とのコラボ絵馬など注目

1300年近くの歴史を持つ神田神社、通称「神田明神」は、下町の元祖ともいうべき神田や、衣食住の老舗が軒を並べる日本橋、若者文化の象徴となった秋葉原、ビジネス街の大手町・丸の内など、108の町々の総氏神だ。「江戸総鎮守」として庶民から将軍にいたる人々に親しまれてきた神田明神は、今もなお開運招福、商売繁盛をはじめ、厄除けや縁結び、必勝祈願などにご利益を求める参拝客でにぎわい続けている。

40年にわたる連載を今年終えた「こち亀」とのコラボによる「お守り」や「絵馬」も用意されているなど、肩ひじ張らずに「金運の上昇」を祈願できる雰囲気にも親しみがわく。所在地は東京都千代田区外神田。JR御茶ノ水駅の聖橋口から徒歩5分、もしくは東京メトロ新御茶ノ水駅からも徒歩5分で行ける。

神田神社
http://www.kandamyoujin.or.jp/

富岡八幡宮 「深川の八幡さま」 近隣の神社も見どころ?

江戸三大祭りの一つ、深川八幡祭りで有名な富岡八幡宮は、「江戸最大の八幡さま」、「深川の八幡さま」として古くから多くの人々に親しまれている。「日本一の黄金大神輿」のある富岡八幡宮で「恵比寿神」を拝んだら、近隣の冬木弁天堂の「弁財天」や深川稲荷神社の「布袋尊」など、「深川七福神」をめぐる約2時間のコースをゆっくりと歩いてみるのも、いかにも「金運」が身につきそうな趣向だと言える。

富岡八幡宮は江戸勧進相撲発祥の地としても有名で、新横綱が誕生した時には境内にある高さ3.5メートル、幅3メートル、重量は20トンという堂々たる「横綱力士碑」を前に、相撲協会立会いのもとで刻名式がおこなわれ、新横綱の土俵入りが奉納される。所在地は
東京都江東区富岡。東京メトロ門前仲町駅から徒歩3分、もしくは都営地下鉄門前仲町駅から徒歩6分の距離だ。

富岡八幡宮
http://www.tomiokahachimangu.or.jp/

伊勢山皇大神宮 「関東のお伊勢さま」 2020年に創建150年

「関東のお伊勢さま」伊勢山皇大神宮は、1870年に国費により創建されて以来、神奈川県の公的な祭祀を執り行う神社である「宗社」として、また横浜の総鎮守として多くの参拝者を迎えてきた。当初の氏子総代には、大谷嘉兵衛・幸兵衛、茂木惣兵衛、箕田長二郎、近藤良薫氏など、日本の政財界に君臨する横浜の重鎮が名を連ねており、その後も横浜の名士が総代に就任している。

創建150年を記念して、2020年には伊勢神宮から御正宮の社殿が移築される事が決まっている。所在地は神奈川県横浜市西区宮崎町。JR桜木町駅から徒歩10分の距離にある。

伊勢山皇大神宮
http://www.iseyama.jp/

鷲神社 「酉の市」で有名 熊手を求める人々で賑わう

天日鷲命(あめのひわしのみこと)と日本武尊(やまとたけるのみこと)を祀る鷲神社は、毎年11月に開かれる「酉の市」で広く世に知られている。2017年は11月 6日に一の酉、18日に二の酉、30日には三の酉と、三の酉までが開かれることになっており、開運を願って熊手を求める人々で賑わうことになる。

「金運の上昇」を祈念する初詣にも、きっとご利益が期待できそうなこの鷲神社。所在地は、東京都台東区千束。東京メトロ入谷駅3番出口から徒歩7分で行ける。

鷲神社
http://www.otorisama.or.jp/

大國魂神社 出雲の大国主神と同じ神様

大國魂神社は、大國魂大神(おおくにたまのおおかみ)を武蔵の国の守り神として祀っている。この大神は出雲の大国主神と同じ神様で、その昔武蔵の国を開いて人々に衣食住の道を教えたとされている。医療法やまじないの術にも長け、俗に福神、もしくは縁結び、厄除け・厄払いの神として広く知られている神様だけに、ご利益を期待しての初詣にはピッタリだ。

4月30日から5月6日にかけては有名な「くらやみ祭」が開催され、神職一行が品川海上に出て身を清めるとともに、清めの汐水を神社に持ち帰り、大祭期間中の朝夕の禊にこの汐水を使用する。所在地は東京都府中市宮町。京王府中駅からは徒歩5分だ。

大國魂神社
https://www.ookunitamajinja.or.jp/

鶴岡八幡宮 「鎌倉のシンボル」 正月の初詣は全国有数の人出

朱塗りの社殿がそびえ立つ鶴岡八幡宮は、1063年に源頼義(みなもとのよりよし)が京都の石清水八幡宮を勧請し、現在の由比若宮を建てたのが始まりだという。現在の建物は江戸時代のものだが、今も鎌倉のシンボルとして賑わい、特に正月の初詣は全国有数の人出がある。

重要文化財の指定を受けた社殿で執り行われるご祈祷では、家内安全、商売繁盛、交通安全、厄除けなど、人々の様々な願いの成就が祈られている。所在地は神奈川県鎌倉市雪ノ下。JR鎌倉駅東口からは徒歩10分。または江ノ島電鉄鎌倉駅東口から徒歩10分で行ける。

鶴岡八幡宮
https://www.hachimangu.or.jp/

氷川神社 2000年以上の歴史「大いなる宮居」

氷川神社は2000年以上の歴史をもつといわれ、「大いなる宮居」として大宮の地名の由来にもなった日本でも指折りの古社だ。首都圏に点在する約280の氷川神社の本社で、初詣には毎年200万人以上の参拝客が押し寄せる。旧中山道から約2キロ続く参道を歩くうちに、目いっぱい「金運の上昇」への思いを膨らませてきた人々だ。

参道には、ケヤキをはじめクスノキやサクラなど、計30種類以上の樹木約650本が立ち並び、そのうちの20本は市の天然記念物として文化財指定されている。所在地は埼玉県さいたま市大宮区高鼻町。JR大宮駅東口からは徒歩15分の距離だ。

氷川神社
http://musashiichinomiya-hikawa.or.jp/

(ZUU online 編集部)