投資対象としても魅力的な仮想通貨ビットコインだが、通貨として使うことももちろんできる。今回はビットコインについて投資・売買以外の面での魅力について迫ってみよう。
ビットコインでお得に送金
実はビットコインを活用すると、お得に送金が可能だ。例えば銀行のATMで国内向けに10万円の送金をする場合、必要な振込手数料は432円から648円が一般的な相場だ。
同じくビットコインで国内向けに10万円の送金をおこなう場合、利用サービスによっても異なるが多くの場合無料で送金できる。費用が発生したとしても数円から数十円ほどだ。
国内から海外に送金する場合もビットコインを使えばお得に送金が可能だ。銀行から海外向けに10万円送金する場合、一般的には手数料は5000円以上かかる。一方でビットコインを使えば、国内向けと同じく0円から数十円ほどで送金が可能だ。国境は関係ないのだ。銀行の送金手数料と比べると破格の値段といえる。
ビットコインの送金手数料に関しては完全無料という取引所もある。無料でない場合も数円から数十円が一般的であり、国内海外向けを問わず送金をお得におこなうことができるのだ。
もし家族内で海外に留学中の子供や海外赴任中の家族がいる場合、ビットコインを活用すれば海外にいる家族にお得に送金をすることが可能だろう。
意外と多いビットコイン取扱店 電気代の支払いも
ビットコインの魅力の一つとしてショッピングの決済に利用可能という点がある。海外でもビットコイン決済に対応した店舗は増え続けているが、国内でも増加の一途をたどっている。
ビットコイン決済サービスの統計によれば、2016年2月末の時点で1138社がビットコイン決済サービスを導入しているとの調査結果がある。店舗の種類としては、飲食店からエステサロン、接骨院、歯科医院、美容室、カラオケ、語学教室、法律事務所、サイクルショップ、キャンプ場など多岐にわたる。
ビットコインを利用できる店舗がどこにあるのか分からない人におすすめのサービスもある。ビットコインが利用できる実店舗を探したい場合はCoinMapというサービスが便利だ。CoinMapはインターネットから利用できる無料サービスで、マップ上に世界中のビットコインが利用できる店舗の位置が表示される。このサービスを活用すれば国内外を問わずビットコイン利用可能店舗を簡単に発見することができる。
実店舗以外にもネットショッピングなどにも利用可能だ。DVDレンタルや通販、動画配信、オンラインゲーム等の総合サイトDMM.comではビットコインによる決済サービスを既に開始している。その他にもショッピングモールやギフト券購入サイト、オンラインゲームサイトなど様々なインターネット上のサービスがビットコイン決済に対応している。また最近では公共料金である電気代の支払いもビットコインで可能となっている。
もっと様々な決済にビットコインを使いたいという人は、ビットコインに対応したデビットカードを使用するという方法もある。ビットコイン対応のデビットカードを発行し、ビットコインを入金すれば、世界中に無数にあるデビットカード対応の店舗すべてでビットコイン決済が可能になるのだ。残念ながら現在のところ国内にはビットコイン対応のデビットカードはなく、海外サービスへの申し込みとなる。
仮想通貨として有名なビットコインであるが、「仮想」だけでなく「現実」でも送金やショッピング、料金の支払いなど様々な面で活用することができる。投資としてのビットコインの活用だけでなく、現実世界でもビットコインを活用してみてはいかがだろうか。
ビットコインを使うには、まず買わなければいけない。どこで買うかというとビットコイン取引所だ。国内にも複数の取引所があるが、中でもビットポイントジャパンが設置している取引所は、国内でも珍しく顧客から預かった資産を分別管理している。取引所が運営を続けられないようなことになったとしても、お金は守られる。紙幣やコインではない仮想通貨だけに、不安に思っている人も少なくない。ビットコインを買ってみたいなら、安心できる取引所を選ぶべきだろう。