実戦で得られる金融リテラシーに勝るものはない。FXを始めると日本や米国の景気や金利の動向などに興味が沸いてくる。

重要な経済指標の発表を身構えるようになれば、もう気分はすっかり一流のトレーダーだ。ただ、相場を常にモニターできないがために、損失が拡大することや、得られる利益の機会を逃してしまうことも多いだろう。そういったストレスを解消するのが自動発注システムだ。

(写真=PIXTA)
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ついに個人投資家にも自動発注の時代がやってきた

忙しくて相場を見ていられないときにポジションが逆にいってしまい、思わぬ大きな損失を出してしまった経験は無いだろうか。逆に、狙った方向に相場が動いたにもかかわらず、早く利益を確定しすぎて後悔した経験を持つ方もいるだろう。

トレーディングには瞬発力や決断力が重要だ。常にブレない投資スタイルを継続することが勝利の秘訣なのだろうが、そう簡単ではない。FXは土日を除いて24時間トレードできるため、常に自分自身で市場をモニターすることはなおさら難しい。

FXの自動発注が可能となる、マネックス証券の「FX PLUS」が今年1月からサービス開始となった。「オートレール」というシステムにより、個人投資家が簡単に使えるように開発された自動発注システムなのだ。

オートレールとは?

「トレール注文」とは、一定のルールに従って連続発注するシンプルな自動注文で、自分でトリガー価格として価格を何本か設定し、設定した価格へ実勢レートが差し掛かった時に、新規注文が継続的に発動する。順張りでも、ロスカットでも細かくトレール注文は設定できる。

オートレールのロジックは3つの柱をもとに設計されている。

相場が意図した通りの方向に動いているときは、順張りの「トレール注文」を継続的に出すことで早く利益を確定しすぎて機会損失をしないようにして利益の最大化を目指す。

相場がボックス圏に入ったときは、想定のレンジ内で小刻みに「トレール注文」を出すことで利益の積み上げを目指す。一番怖いのは相場が思惑と反対に行った場合だ。

相場が逆方向に動いた場合は、「トレール注文」が小刻みにロスカットを繰り返し、損失を抑制することを目指すシステムになっている。

トレール注文の使い方

通常の注文と全く同じように取引する通貨ペア、売り買い、ワンショットの数量を決める。その後、基準価格、トリガーの仕掛け方向、仕掛け間隔、本数、トレール幅を入力すれば発注作業は完了だ。

オートレールの実行期間ももちろん設定できる。あとは、トレンド相場でも、レンジ相場でも、あなたに代わって24時間自動発注でトレードしてくれる。

この設定が難しいと思う人もいるかもしれないが、マネックス証券では「オートレール設定 利益幅ランキング」を公開していく予定だ。

1月の実績では、「英ポンドと日本円のペア/ポンド買い/トリガー値幅2円/上方向に3本トリガー/トレール幅1円」というストラテジーがベストパフォーマンスで1単位あたり5円17銭の利益とだった。

2位は「ドル円ロング、値幅2円、上にトリガー4本、トレール幅1円」で利幅は2円70銭となっている。最初は、こうした直近の勝ち組のストラテジーを参照にするのも悪くはないだろう。

特別な手数料はない まずはデモ取引を

トレードのプラットフォームは、PC、タブレット、スマホに対応している。トレードの結果はリアルタイムで把握できるほか、売買動向がその都度メールで通知される仕組みだ。システム利用料はかからず、通常のFX注文と同じ手数料体系(1枚以上無料)で使える。

マネックス証券では、本物の口座と同じ為替レートや取引ルールで仮想取引できる「デモ取引口座」を用意している。マネックス証券に証券総合取引口座を持っていなくても利用できるようだ。さっそく試してみてはどうだろうか?

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