2017年のアジア各国の国内総生産(GDP)の伸び率は5.7%になる見込み--。アジア開発銀行が4月6日に発表した。2016年実績の5.8%より0.1ポイント低下する。中国経済の成長が鈍化する中、インドの伸び率が評価された。

インドのDGPは2017年に7.4%増加する見込み

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ムンバイ(写真=Sapsiwai/Shutterstock.com)

主要先進国の経済回復が弱い中でも、アジアの成長は良好とされる。特に経済成長が見込まれているのがインドだ。インドの国内総生産(GDP)は2016年度実績で7.1%の成長率を見せた。この成長はさらに加速し、2016年度実績で2017年に7.4%、2018年に7.6%増加すると予想されている。

インド経済 の成長を支えているのは内需の拡大だ。低インフレが続いていることと、雇用が安定したことにより、家計の実質的な所得が増加した。そのため民間の消費が高まり、2016年度10月から12月の民間消費は、前年の同じ時期に比べて10.1%増加している。

2016年11月には政府によって突然高額紙幣が廃止され、現金が不足して国内が混乱したこともあった。しかし、新紙幣のATMでの引き出し上限も2月に撤廃され、現金不足の影響も薄れていると判断されている。

消費の伸びと財政改革によって、企業信頼感と投資の見込みも改善され、さらなる発展が見込まれているようだ。

中国の成長は2017年に6.5%、2018年には6.2%増加する見込み

中国の国内総生産(GDP)は、2016年は6.7%成長した。2017年は6.5%、2018年は6.2%と見込まれており、成長の鈍化が続いている。政府は消費主導型経済へと移行するための施策を実施しており、今後の成長において若干のさまたげとなると判断された形だ。

アジア全体で は、外需や国際的な一時産品価格の回復、各国の国内改革に支えられ、3分の2以上の国の経済が上向きであるとされている。アジア地域の経済成長は、世界の経済成長の60%を占めており、最大のけん引力になっている。

マレーシア、ベトナム、インドネシアなどの一時産品生産国は、世界の食料・燃料価格が回復したことにより、さらに成長を加速させると予想されている。(ZUU online 編集部)

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